江戸川乱歩 『化人幻戯 江戸川乱歩推理文庫26』

江戸川乱歩 著 化人幻戯 江戸川乱歩推理文庫26(講談社文庫/1987年刊) を読む。
化人幻戯
大河原元侯爵夫妻の双眼鏡に映った投身自殺を発端に、次々に起こる青年の変死。
遺留品の中に暗号で書かれた日記を見つけ、それを手がかりに明智名探偵は事件究明に乗りだす。
妖しい侯爵夫人・由美子の存在が浮かぶが・・・
トリック研究の成果を織り込み、1人2役、変身願望を描いた長篇。


乱歩が還暦を機に、若返って小説を書こうと決意し、前々から乱歩の新作を所望していた「宝石」誌にて連載した本格長篇。
発表当時ほとんど反響が無かったのがこたえたようで、数年後「私のすべての長篇と同じく、これも失敗作であった」と自虐的に回想している。

そういう前知識があったので、どんなにヒドイ作品なのだろうかとあまり期待しないで読み始めたのであるが、いやいやけっこう面白かったよ乱歩おじさん。
新味はないかもしれないがトリックもいいと思うし、話の展開もしっかりと本格物であったし。
まあ、わりとすぐに犯人の見当ついちゃうかもしれないけど、物語としても面白かった。

50歳になった明智さんは、相変らずハツラツとしてたのが良かった。
奥さんは病気療養中ということで小林君と二人暮しなのであるが、小林君が少年探偵団の頃と同じイメージなのはなぜなのだろうか?明智さんも年取ったんだから、小林君も青年助手というイメージで活躍させてほしかった。
(2012.7.6読了)

にほんブログ村 本ブログ 読書日記へ
blogram投票ボタン
スポンサーサイト

テーマ : 推理小説・ミステリー
ジャンル : 本・雑誌

トラックバック


この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

まとめtyaiました【江戸川乱歩 『化人幻戯』】

江戸川乱歩 著 『化人幻戯』(講談社文庫/1987年刊) を読む。大河原元侯爵夫妻の双眼鏡に映った投身自殺を発端に、次々に起こる青年の変死。遺留品の中に暗号で書かれた日記を見つ...

コメントの投稿

非公開コメント

承認待ちコメント

このコメントは管理者の承認待ちです
sidetitleプロフィールsidetitle

筒涸屋

Author:筒涸屋
札幌市出身・在住
戌年 射手座 B型 
右投右打 右四つ
好きな言葉:小春日和
2008.3.6開設

sidetitleブログランキングsidetitle
にほんブログ村 本ブログ 読書日記へ
blogram投票ボタン
sidetitleカレンダーsidetitle
02 | 2017/03 | 03
- - - 1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31 -
sidetitleFC2カウンターsidetitle
sidetitle最近の記事sidetitle
sidetitle最近のコメントsidetitle
sidetitle最近のトラックバックsidetitle
sidetitleカテゴリーsidetitle
sidetitle月別アーカイブsidetitle
sidetitleリンクsidetitle
sidetitleブログ内検索sidetitle
sidetitleRSSフィードsidetitle
sidetitleブロとも申請フォームsidetitle

この人とブロともになる