江戸川乱歩 『化人幻戯 江戸川乱歩推理文庫26』

2012.07.10(18:09)

江戸川乱歩 著 化人幻戯 江戸川乱歩推理文庫26(講談社文庫/1987年刊) を読む。
化人幻戯
大河原元侯爵夫妻の双眼鏡に映った投身自殺を発端に、次々に起こる青年の変死。
遺留品の中に暗号で書かれた日記を見つけ、それを手がかりに明智名探偵は事件究明に乗りだす。
妖しい侯爵夫人・由美子の存在が浮かぶが・・・
トリック研究の成果を織り込み、1人2役、変身願望を描いた長篇。


乱歩が還暦を機に、若返って小説を書こうと決意し、前々から乱歩の新作を所望していた「宝石」誌にて連載した本格長篇。
発表当時ほとんど反響が無かったのがこたえたようで、数年後「私のすべての長篇と同じく、これも失敗作であった」と自虐的に回想している。

そういう前知識があったので、どんなにヒドイ作品なのだろうかとあまり期待しないで読み始めたのであるが、いやいやけっこう面白かったよ乱歩おじさん。
新味はないかもしれないがトリックもいいと思うし、話の展開もしっかりと本格物であったし。
まあ、わりとすぐに犯人の見当ついちゃうかもしれないけど、物語としても面白かった。

50歳になった明智さんは、相変らずハツラツとしてたのが良かった。
奥さんは病気療養中ということで小林君と二人暮しなのであるが、小林君が少年探偵団の頃と同じイメージなのはなぜなのだろうか?明智さんも年取ったんだから、小林君も青年助手というイメージで活躍させてほしかった。
(2012.7.6読了)

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