エラリー・クイーン 『シャム双子の謎』
エラリー・クイーン著 井上勇訳 『シャム双子の謎』(創元推理文庫/1960年刊)【THE SIAMESE TWIN MYSTERY:1933】 を読む。

古いインディアン集落を背景に、異様な境遇をもったふたりの人物を登場させ、怪奇な殺人物語が展開される。
エラリーの長い犯罪捜査の経験の中で、官憲の手を借りずに独力で快刀乱麻を断った最初の事件でもあった。
刑事も、指紋係も、検死官もひとりとして登場しない、エラリーの「国名シリーズ」の中でも珍しい一篇。
今回の国名シリーズはなんと!タイトル通りに(?)シャム双子が登場する。ただし彼らが謎なわけではない(笑)
この作品の舞台設定はちょっと変わっていて、山の頂上にある邸宅にクイーン父子が迷い込む。なぜかというと、ふもとの方は山火事だから。という、状況としては密室的な設定なのである。
だが、特にこの状況設定がこの作品を素晴しい雰囲気にしているとかいう訳でもなく・・・あえて言うなら、トリックの地味さをカバーした、エラリーの論理的思考を混乱させる為(著者の作為としてね)に考えた状況に思えてしまう。
犯人当てということでは、真犯人が意外だったことは認める。例によってオレは当らなかったしね
(2008.11.30読了)


古いインディアン集落を背景に、異様な境遇をもったふたりの人物を登場させ、怪奇な殺人物語が展開される。
エラリーの長い犯罪捜査の経験の中で、官憲の手を借りずに独力で快刀乱麻を断った最初の事件でもあった。
刑事も、指紋係も、検死官もひとりとして登場しない、エラリーの「国名シリーズ」の中でも珍しい一篇。
今回の国名シリーズはなんと!タイトル通りに(?)シャム双子が登場する。ただし彼らが謎なわけではない(笑)
この作品の舞台設定はちょっと変わっていて、山の頂上にある邸宅にクイーン父子が迷い込む。なぜかというと、ふもとの方は山火事だから。という、状況としては密室的な設定なのである。
だが、特にこの状況設定がこの作品を素晴しい雰囲気にしているとかいう訳でもなく・・・あえて言うなら、トリックの地味さをカバーした、エラリーの論理的思考を混乱させる為(著者の作為としてね)に考えた状況に思えてしまう。
犯人当てということでは、真犯人が意外だったことは認める。例によってオレは当らなかったしね

(2008.11.30読了)

テーマ : 推理小説・ミステリー
ジャンル : 本・雑誌




