金谷展雄 『イギリスの不思議と謎』

金谷展雄 著 イギリスの不思議と謎(集英社新書/2012年刊) を読む。
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イギリスは一般に礼儀としきたりを重んじる保守的な国と思われている。
しかし実際は、今も昔も伝統を守りながら、どんどん新奇なものを受け入れる国である。
紳士を尊重する一方でフーリガンが存在したり、ミニスカート発祥の地であったり、茶樹がないのにアフタヌーンティーの習慣が根付くなど、さまざまな不思議を抱えているのだ。
本書では、多くの人を惹きつけるイギリスの謎を解き明かす!


タイトルから想像した内容とはちょっと違っていたのだが、まあ文章も読みやすいし概ね良かった。
方言についての解説は興味深く読んだ。
地域的な方言のみならず、“階級方言”まで現在においても普通に使用されているというのはなかなか面白い。
日本で武士言葉を日常生活で話すおっさんがいたら、笑ってしまってまともに会話する自信がないが、今でも階級社会であるイギリスでは普通なのだろう。

スコットランド、ウェールズ、北アイルランドと、イングランドとの複雑な関係性については、もっと詳しく知りたいと思った。
サッカーやラグビーの時以外は、一個のかたまりとしてイギリスを認識しがちだが、各々の地域の歴史的背景を深く知れば、イギリスへの理解度が増すことであろう。
(2017.4.7読了)

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