2011年4月読了本

〔文庫本〕2冊
太宰治 『太宰治全集3』(ちくま文庫)
山田風太郎 『地の果ての獄 上』(ちくま文庫)


〔図書館本〕2冊
鷲田小彌太/井上美香 『なぜ、北海道はミステリー作家の宝庫なのか?』(亜璃西社)
エリコ・ロウ 『本当は恐ろしいアメリカの真実』(講談社)


なぜだか今月は本を読もうという気力が薄かった。
なんでだろう?
春だからか?それともトシのせいか?
文庫本の文字を読むのがちょっとつらい今日このごろ。
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エリコ・ロウ 『本当は恐ろしいアメリカの真実』

エリコ・ロウ 著 『本当は恐ろしいアメリカの真実 反面教師・アメリカから何を学ぶか』(講談社/2009年刊) を読む。
本当は恐ろしいアメリカの真実
天下り、排他的な愛国主義、人種差別、極端な宗教、抗ウツ剤の蔓延、
アメリカの縮図・ウォルマート、堕落したニュース・メディア、洗脳ドラマ。
夢と希望の国アメリカの現実は落とし穴だらけ!
オバマを邪魔する人々、アメリカを蝕む人々。
市場原理主義が招いた荒廃と迷走のアメリカ。
こんな新自由主義を真似てはいけない!


本書では徹底的に、現代アメリカが抱える問題点を抽出している。

人種差別はいまだ根強く残っているという。
白人と黒人の居住地がはっきり分かれてるのは当たり前(NYのような大都市でもそう)、
大都市以外では、仕事で顔をあわせる以外には、白人と黒人は日常的には触れあいが無いそうだ。
黒人と喋ったことがない白人のほうが多いとのこと。
居住地域が分かれてるということは、日常的には異なる文化圏で暮らしているということで、
お互いに抱く偏見や先入観が消えず、差別意識が消えないのだそうだ。

抗ウツ剤の濫用も深刻で、何でもかんでもウツ病と診断され、抗ウツ剤を処方され、
副作用による自殺、殺人など、かなりのものらしい。
背後に製薬産業の思惑が見え隠れするようでそら恐ろしい。

その他、大企業による買収によってメディアも腰抜けになってしまい、
権力に立ち向かうジャーナリズムというのが今は見られないそうだ。

とまあ、いろいろな問題点がかの国にはあるとのことだが、
オバマを大統領に選んだことは、将来において重要な選択だったのかもしれない。
今現在は病んでるかもしれないが、いつかはそれを克服してくるのだろう。
日本もいろいろ研究・学習して、世界と互角に渡り合えるようにしないとね。
(2011.4.13読了)

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山田風太郎 『地の果ての獄 上』

山田風太郎 著 『地の果ての獄 上 山田風太郎明治小説全集5』(ちくま文庫/1997年刊) を読む。
地の果ての獄 上
明治19年、薩摩出身の有馬四郎助は、北海道月形の樺戸集治監の看守に着任した。
そこで青年看守の目にしたものは?
次々と起こる奇怪な事件の裏に明かされる意外な事実。
「愛の典獄」と呼ばれた有馬四郎助の、若き日の姿を描く。


鹿児島からはるばる「地の果て」北海道は月形村へやって来た有馬四郎助。
今、地図で月形の位置を見ると、それほど「地の果て」でもないんだけどね。

横浜から小樽へ向かう船の中で、四郎助はキリスト教の教誨師・原胤昭に出会う。
小樽~札幌~江別と汽車、江別から月形までは船で石狩川を上っていくのだが、
荒涼な風景の描写が頭の中にイメージでき、
オレのご先祖様もこんな超寒い中で生活してたんだなあと思うと感慨深かった。

有馬四郎助は、もとは益満という姓で(有馬家に養子に入った)、一族に「御用盗事件」の中心人物である益満休之助がいるのであるが、四郎之助の上官である騎西銅十郎が元幕府の新徴組で、西南戦争には警視庁警視隊として参加していたり、集治監の典獄・安村治孝も田原坂で活躍した人であったりして、人間関係がなかなか面白い。
ちなみに原教誨師は元与力。
江戸~明治を生きていた人たちの人生はみな波乱万丈だ。

樺戸集治監に入れられている囚人たちも、まあ多彩な経歴の持ち主だ。
明治を代表する大盗賊“五寸釘の寅吉”、牢ぬけの天才“牢屋小僧”、桑名藩やら尾張藩の元武士、御家人、旗本、西郷どんを撃った男・・・
これら囚人たちの犯罪エピソードに、今現在の集治監の様子をからめて、
もうなんというか、風太郎ワールド炸裂の物語である。
月形在住の町医者、「石狩のドク・ホリデイ」こと独休庵(ひとり・きゅうあん)先生というのも、
ちょいちょい出てきて物語に花を添える。

そんなこんなで上巻が終了するのであった。
(2011.4.10読了)

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コースター

最近なんだか小忙しく、読書感想文を書く時間がない。

読み終えてる本は2冊ばかりあるんだけどね。

ブログの更新が滞りがちになるのが嫌なので、

何か話題になることがないかと思えど、これといって話題もなし。

なので今週買ったマンガの紹介でお茶を濁すことにする。

SKET18.jpg
SKET DANCE 第18巻


コースター
コミックスを買ったらついてきたコースター。
安形兄妹のイラスト。

今月はスケットダンスのことばっかりブログに載せてるなあ。。。

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週刊少年ジャンプ 2011年18号

週刊少年ジャンプ 2011年18号』(集英社/4.11発売:通巻2117号) を購入。
18号表紙

アニメ再開&アニメ化記念ってことで『銀魂』と『SKET DANCE』のコラボ作品掲載。
二者で1本作るのかと思ったら、通常の連載枠でお互いに相手のキャラを出演させてのコラボ。
ちょっと乱暴なやり方だけど、師弟関係のなせる技であろうか。

篠原氏の描く銀さんは眼つきが凛々しい。
空知氏の描くヒメコは妙にイロッぽい。
新八とスイッチは眼鏡の形が違うだけなので描きやすそうだ(笑)

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鷲田小彌太/井上美香 『なぜ、北海道はミステリー作家の宝庫なのか?』

鷲田小彌太/井上美香 著 『なぜ、北海道はミステリー作家の宝庫なのか?』(亜璃西社/2009年刊) を読む。
なぜ、北海道はミステリー作家の宝庫なのか?
北海道はミステリー王国だ!
戦前の日本ミステリー草創期を支えた水谷準、長谷川海太郎、久生十蘭から、
現在第一線で活躍する佐々木譲、今野敏、東直己、京極夏彦、馳星周まで、
約80年におよぶ北海道出身ミステリー作家の知られざる系譜がいま明らかに――。
約40人の作家論からミステリー王国の全貌を辿る一冊。


本書は北海道出身、あるいは何らかのゆかりのある作家・評論家を紹介している。

第一部の、戦前に活躍した作家についての紹介は充実した内容で読み応えがあったが、
第二部〔戦後〕、第三部〔現役〕はあまり読み応えがなかった。
中には悪口しか書かれていない作家もいて(その作家の読者をも「稚拙」と言っている)、
それならあえて紹介する必要はあるのか?と思った。

引用する作品や引用箇所が、論評する文章と内容が噛み合ってないのも多々あったし、
残念ながらガイド書としてはひとにオススメはできない。
あとがきとして「なぜ、函館はミステリー作家の水源地なのか?」という文章が収められているが、結局なぜなのか著者の考察が語られていないのも歯がゆい。

本書に登場の作家・評論家は以下の通り(紹介順)。
こうして並べてみると、北海道ってけっこう重要な作家を輩出してるのがわかって、
それが唯一本書の収穫であった。
水谷準/長谷川海太郎(谷譲次・林不忘・牧逸馬)/久生十蘭/松本恵子/
渡辺啓助/渡辺温/地味井平造/楠田匡介/夏堀正元/高城高/中野美代子/
幾瀬勝彬/南部樹未子/佐々木丸美/伊藤整/井上靖/三浦綾子/加田伶太郎(福永武彦)/
寺久保友哉/佐々木譲/今野敏/東直己/鳴海章/京極夏彦/馳星周/
井谷昌喜/内山安雄/奥田哲也/丹羽昌一/矢口敦子/桜木紫乃/小路幸也/
佐藤友哉/原田康子/渡辺淳一/荒巻義雄/嵯峨島昭(宇能鴻一郎)/
久間十義/川又千秋/朝松健/森真沙子/宇江佐真理/山前譲/千街晶之

(2011.4.7読了)

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太宰治 『太宰治全集3』

太宰治 著 『太宰治全集3』(ちくま文庫/1988年刊) を読む。
太宰治全集3
昭和14年1月、結婚して新居を構えた太宰に、初めて生活の安定と心の平和がおとずれる。
「僕は・・・・・・この家一つは何とかして守って行くつもりだ」(『東京八景』)。
規則正しい執筆生活の中から、次つぎと作品が生まれる・・・


第三巻には、昭和14(1939)年8月~昭和15(1940)年11月にかけて発表された小説25篇を収録。
私小説は生々しさを感じさせ過ぎなくなり、『走れメロス』のように題材にも幅が広がってきて、
成長著しいじゃないかオサム君!(笑)
各篇の感想は追記に。
(2011.4.6読了)

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アニメ SKET DANCE

今日から始まりましたね。

SKET DANCE画像

ビデオに録ってまだ見てないですが。

わりと長く続くよう期待します。

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プロフィール

筒涸屋

Author:筒涸屋
札幌市出身・在住
戌年 射手座 B型 
右投右打 右四つ
好きな言葉:小春日和
2008.3.6開設

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