2011年2月読了本

2011.02.28(21:06)

〔文庫本〕6冊
色川武大 『いずれ我が身も』(中公文庫)
半村良 『闇の中の黄金』(角川文庫)
清水義範 『惑星の剣闘士』(双葉文庫)
荒巻義雄 『シルクロードの秘宝』(徳間文庫)
室積光 『ドスコイ警備保障』(小学館文庫)
モーリス・ルブラン 『二つの微笑を持つ女』(創元推理文庫)


〔図書館本〕1冊
柳広司 『漱石先生の事件簿 猫の巻』(理論社)
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紅茶&ミルク!

2011.02.27(20:06)

先日に続いてのアイスネタ



 期間限定紅茶&ミルク

爽

おぉ~、大人の味!

モーリス・ルブラン 『二つの微笑を持つ女』

2011.02.23(19:28)

モーリス・ルブラン 著 井上勇 訳 『二つの微笑を持つ女』(創元推理文庫/1972年刊)【LA FEMME AUX DEUX SOURIRES:1927】 を読む。
二つの微笑を持つ女
ジャン・デルルモン侯爵邸に忍び込んだラウールは、侯爵の身辺に漂う異様な雰囲気に何事かを嗅ぎつけた。
そして今彼は、未解決のまま謎とされている15年前の惨劇、凶弾に倒れたエリザベート・オルネンの死と死体から消えた首飾りや人手に渡った城館などに侯爵がかかわりのあるのを知った。
15年前の事件の裏に潜むものはなにか。金髪美女。ギャングの親分を追うゴルジュレ警部。
ことも鮮やかに事件の謎を解いていく、怪盗紳士アルセーヌ・リュパンの大活躍!


今作品のリュパンは、基本ラウールとして活動し、一度ドン・ルイス・ペレンナとして登場しジャン・デルルモン侯爵所有の城館を購入、合間合間にヒロインに対してリュパンであることを示唆(というかひけらかし)するといった感じで、けっこう忙しく動き回る。
ヒロインのアイデアはなかなか良いのではないか。
さしものリュパンもけっこう後半になるまで見透せてなかったもんね。
15年前のエリザベート・オルネンの死の真相については「ホントかよ!」と思ってしまうこと間違いなし。
ルブラン爺さんもわりと強引な話作りしてるなあ。
(2011.2.19読了)

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室積光 『ドスコイ警備保障』

2011.02.22(21:53)

室積光 著 『ドスコイ警備保障』(小学館文庫/2006年刊) を読む。
ドスコイ警備保障
社員は全員、元力士。史上最強の警備会社が誕生した。
名づけて「ドスコイ警備保障株式会社」。
きっかけは、引退後の力士の就職先に心を痛めた相撲協会理事長・南ノ峰親方の親心だった。
立会いのスピードはオリンピックの短距離選手級、体重百キロを軽く超える肉体、しかも全身筋肉。
この警備会社の社員には、少々の凶悪犯では絶対に敵わない。
元スモウレスラーのガードマンなら外タレのウケも抜群。
予想外の展開に、読むのを止められなくなるほど面白い、結末は大感動の上質エンターテインメント!


ちょうどタイミングいい時期に読んだなあ。
野球賭博、八百長で廃業した人たちで警備会社やったら流行るだろうね。
この作品では社員の中で最高位が十両なのであるが、現実にやるとしたら元大関がやることになるからねえ、これは最強です。

オレは、ユーモア企業小説を描く作家の中では、かんべむさし氏が一番楽しくて好きなのであるが、室積光氏もかんべ氏に迫る面白さ。
最初、「藤井興産」という会社の独身寮を、「ドスコイ警備保障」の事務所兼社員寮にしたのだが、藤井興産の独身社員が一人だけ同居することになってて、その人がデブ。
その人を見た元力士の社員たちが、「これか、ただのデブって」「初めて見た」という会話をかわしてるのが妙に可笑しかった。
あと、マーク・ジョンソンというアメリカのミュージシャンのボディガードをするエピソードがたいへん愉快だった。
(2011.2.15読了)

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荒巻義雄 『シルクロードの秘宝』

2011.02.20(00:26)

荒巻義雄 著 『シルクロードの秘宝』(徳間文庫/1989年刊) を読む。
シルクロードの秘宝
政財界に人脈を持ち、回教徒の永遠四姉妹を妻にもつ経済研究所経営者・土方巌雄は、訪れた網走で、うら若い未亡人・平丘文子と吹雪の夜を供にした。
彼女の夫で大学講師をしていた秀雄は3年前、旅先のトルファン交河故城の断崖から転落したという。
文子は寝物語に、“シルクロードの秘宝”にまつわる不思議な歌謡を口ずさみ、夫の死に不審があると打ち明けた・・・
長篇冒険伝奇SF好評シリーズ。


この“秘宝シリーズ”、一作目の『ソロモンの秘宝』を読んだ記憶があるのだが、かなり昔に読んだので内容はほとんど覚えていない。
なので作品設定もなんとなくしか把握していないで読んだのであるが・・・

作者のあとがきに、“永遠家四姉妹の神女を妻とする、好漢、土方巌雄を主人公にした~”などと書いているが、好漢などとんでもない、このおっさん、出会う女性と片っ端から関係しちゃうという、ただの好色漢(笑)
一応、神秘的なおこない(宇宙的な本質エネルギーを体内に取り入れる)であるという設定のうえで、度々まぐあうシーンが出てくるのだが、ただ単にうらやましいぞ、おい。

殺人事件と秘宝探しというテーマもあるのだが、殺人のほうはご都合主義的に凶器が見つかったりしてツッコミどころ満載だし、秘宝も結局は土方氏は見つけることができず・・・とグッダグダ。
結局は“神女”である妻たちが、裏ですべて事件を解決していた(笑)
(2011.2.13読了)

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清水義範 『惑星の剣闘士』

2011.02.18(18:31)

清水義範 著 『惑星の剣闘士』(双葉文庫/1986年刊) を読む。
惑星の剣闘士
宇宙の辺境、地獄洞。
2年前から辺境開発事業団は労働者を募集して、この地に人工惑星都市を建設しようとしていた。
ラリー・ザイルは、盲目の美少女エメを連れて仇敵を求める旅の果て、ここまで来てしまった。
宇宙の流れ者、食いつめ者たちが蝟集する無法地帯で、連日の苛酷な労働が続くうち、
今度こそは真の復讐の糸口をつかんだ。


前作の『魔界の剣闘士』を読んだのが2009年12月なので、
どんな話だったかあらかた忘れているのだが、
あまり気にせず読み進めてみる。

辺境開発事業団の労働者として、第Ⅳ星区の人工都市建設現場で働いていたラリーは
事業団長官の秘書の命令で、第Ⅳ星区探検隊の隊長に指名される。
で、「緑の惑星」「水の惑星」「砂の惑星」と探検するのだが、
各惑星の雰囲気、どうも過去のSF作品からちょいちょいつまんでる臭いがする。
行く先々で危険な目に遭いながらも生還するタフガイ・ラリー。
いつしか長官秘書(女性、しかも絶世の美女!)と愛し合うのだが、
愛し合う場面は官能小説のように生々しく描写。
このへん、読者サービスおこたりなし。

話は進んで実は長官というのがラリーの仇であることが判明するのだが、
それも束の間、長官はさらに上位の存在に操られているに過ぎないことが分かり
物語は急速に結末へと向かう。
結末は・・・次に続けてもいいし、ここで終わらしてもいいし、みたいな
むにゃむにゃした感じ。
(2011.2.6読了)

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メープルクッキー!

2011.02.16(23:18)

北海道の冬は、家の中が暑いので
アイスクリームがとてもおいしいです。



こないだ食った
Newエッセル スーパーカップ メープルクッキー

メープルクッキー

メープルうめぇ~!
クッキーのほどよいしっとり感もよろし

半村良 『闇の中の黄金』

2011.02.14(23:24)

半村良 著 『闇の中の黄金』(角川文庫/1979年刊) を読む。
闇の中の黄金
<嘘だ!奴が自分から死を選ぶなんて>
邪馬台国を取材中、親友の自殺を知らされた津野田は、その原因を探るべく調査を開始した。
そして死の直前、彼もまた邪馬台国の在処を追って、国東半島を訪れていたのを知った。
国東に向かった津野田は、そこで見た、世界の金市場を牛耳る黄金商人の集まりで、
日本の歴史の中に隠された重大な秘密に気づいた。
邪馬台国の秘密に繋がる莫大な黄金の夢を取り巻く人々と、背後に暗躍する“嘘部”一族。
古代より、日本の歴史を陰から動かす謎の一族「嘘部」の活動を、雄大な構想で描くシリーズ第二弾!


嘘部シリーズ二作目は、嘘をつかれる側が主人公となって話がすすむ。
編集者の津野田が、邪馬台国の所在地を九州の宇佐であると推理し、
宇佐説を展開させていくところは、いちいち説得力がある。

で、邪馬台国宇佐説と、マルコ・ポーロとを結びつけて、
日本に莫大な黄金が眠っているのではないか?と思わせるのが“嘘部”の手腕。
実際、本を読んでる間はつりこまれているので、邪馬台国=ジパングであると思ってしまう。
“嘘部”の手にかかると、読者をも簡単にダマせるのだ(笑)

前作で主人公だった浅辺宏一が、今作での作戦の指揮をとっていたことが
物語の最後の最後で分かるという趣向が心憎い。
で、今回嘘を仕掛けられた津野田が、嘘部ファミリーにスカウトされるところで物語は終了。
津野田は態度を保留したままで終わるのだが、浅辺と津野田のコンビで創る嘘話というのも読んでみたい。
(2011.2.5読了)

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柳広司 『漱石先生の事件簿 猫の巻』

2011.02.13(22:25)

柳広司 著 『漱石先生の事件簿 猫の巻』(理論社/2007年刊) を読む。
漱石先生の事件簿 猫の巻
癇癪もちで、世間知らず。
その上、はた迷惑な癖をたくさん持つ先生の<変人>っぷりには辟易するが、
居候生活は刺激でいっぱいだ。
なんせ、先生のまわりには、先生以上の<超変人>と、
奇妙奇天烈な事件があふれているのだから・・・

ひょんなことから、英語の先生の家で書生として暮らすことになった探偵小説好きの少年の事件簿。
夏目漱石の『吾輩は猫である』の物語世界がよみがえる、連作ミステリー短編集。


いつも訪問している惺さんのブログに紹介されていて、面白そうだったので読んでみた。

原作のシチュエーションをもとに、ミステリーテイストを含めた短篇集。
オレが一番楽しかったのは第三話「泥棒と鼻恋」。
原典にも泥棒に入られるエピソードがあって、
苦沙弥先生が寝ぼけて「あ、寒月だ」と言う場面があるが、
それを生かした話にしたのが良い。
ただ『猫』の寒月君より、この作品の寒月君はちょっと常識人すぎる感じがする。
あと迷亭君も。
この二人のハチャメチャさがあまり反映されていなかった気がする。

あと、静岡に住んでる迷亭君の伯父さんを登場させてもらいたかったなあ。
あの伯父さん好きなんだよね。
(2011.2.4読了)

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色川武大 『いずれ我が身も』

2011.02.09(19:01)

色川武大 著 『いずれ我が身も』(中公文庫/2004年刊) を読む。
いずれ我が身も
育ってしまうのは外側だけにして、内実は不良少年のまま一生を終えたい。
葬式だってシャレのつもりでうんとにぎやかに遊んでしまいたい
――変化を嫌い、外側の飾りを嫌って無頼に生きた男・晩年のエッセイ。


著者のエッセイは、人生を語る時、ギャンブルに例えて語ってくれたりするので
とてもわかりやすい。
逆にギャンブルを人生になぞらえることも。
戦後間もなくの東京の様子を述べる文章は臨場感があっていい。
著名人との交流についての文章は、たいていギャンブルがらみの交流を述べるので、
普段イメージしているのとは違う側面が見えたりして面白い。

著者のエッセイはホント読みやすくて面白いので、
あっという間に読んでしまう。
(2011.2.1読了)

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清水義範 『ジャンケン入門』

2011.02.08(21:31)

清水義範 著 『ジャンケン入門』(角川文庫/1994年刊) を読む。
ジャンケン入門
石=グウ
鋏=チョキ
紙=パア
さあ、これがジャンケンの基本の形です。さて、そのつぎは・・・
ここから先は本書をお読みください。
きっと貴方をスバラシイジャンケンの世界へと導いてくれるはずです。
表題作含め全7篇収録。ユーモアとウィットに富んだ清水ワールド満載の短篇集。


ジャンケン入門
“ジャンケン連盟”が発行した、入門者用の冊子という体裁の小説。
「ジャンケンは心理の裏を読む競技」として解説されているが
けっこう本当っぽいことが書かれている。
初級・中級・上級の技についても書かれているが、
上級の技の名称で「レインボー作戦」「十二段抜き」ってのはそれっぽいけど
「仏壇返し」て(笑)
まあ、技は技ですけど。

窮理オレンジ教の教え
よく新興宗教が配ってるリーフレットをパロッた作品。
信者の体験談は、オレがよく印刷物をもらったりポストに入ってたりする
○○や△△や××などの宗教みたいなこと書いてあって面白かった。

チャンバラ・ギャング
悪役専門の時代劇俳優が主人公。
悪役しかできない恐そうな顔つきなのに、
監督や仲間の俳優に対して腰が低かったり、
家庭では娘に弱い父親だったり、ギャップで笑わせる作品。

実りの秋に
中産階級のオヤジが、軽く挫折を感ずるも、前向きになっていく過程を描いた作品。
労働者階級のワタクシからすれば、どうでもいい話。

こわい話
「恐怖」に対する考察をエッセイ風に描いた作品。
子どもの頃の怪談話や、S・キングのホラーへの考察が面白い。
オチの味わいも良い。

筑波の恋
熱力学の研究者がお見合いの後、デートしたことの顛末。
理系男子が、得意分野のことを語り始めて、止まらなくなっちゃうのを
面白おかしく描いているのだが、
理系の人ばかりではなく、文系の人もこうなります。
とても思い当たります。

待合室
とある地方都市の鉄道駅を舞台に、行き来する人々をスケッチした作品。
早朝の行商婆さまの会話から始まって、敬老センターへ出かける老人、
旅行者、高校生、サラリーマンなど、いろいろな年代、職業の人たちの
行動や会話などが描かれる。
地味だけど、自分が利用する駅なんかに当てはめてイメージできて、
かなり面白い作品であった。
(2011.1.30読了)

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厄祓い〔本厄篇〕

2011.02.03(20:50)

行って来ました厄祓い。
去年の2月3日は寒かったが、今年はあったかい。
神社周辺の気温プラス5度。

境内4


今年は、清田区平岡に鎮座まします厚別神社へ。
玉串料は金五〇〇〇円也。
厚別神社


今年は内部の写真撮れなかったので、雪深い境内の写真でお茶を濁すことにする。
社務所 境内1

お祓いの最初と最後に太鼓を鳴らすのだが、あの重低音はいいね~。
巫女さんの衣裳もいいよね~(笑)
境内2 境内3

おかげさまで去年はアクシデントもなく過ごせました。
今年もなんとかつつがなく過ぎてほしい。
グッズ

2011年02月

  1. 2011年2月読了本(02/28)
  2. 紅茶&ミルク!(02/27)
  3. モーリス・ルブラン 『二つの微笑を持つ女』(02/23)
  4. 室積光 『ドスコイ警備保障』(02/22)
  5. 荒巻義雄 『シルクロードの秘宝』(02/20)
  6. 清水義範 『惑星の剣闘士』(02/18)
  7. メープルクッキー!(02/16)
  8. 半村良 『闇の中の黄金』(02/14)
  9. 柳広司 『漱石先生の事件簿 猫の巻』(02/13)
  10. 色川武大 『いずれ我が身も』(02/09)
  11. 清水義範 『ジャンケン入門』(02/08)
  12. 厄祓い〔本厄篇〕(02/03)