2010年12月読了本

〔文庫本〕2冊
田中哲弥 『ミッションスクール』(ハヤカワ文庫)
星新一 『城のなかの人』(角川文庫)


〔図書館本〕3冊
桑原真人/川上淳 『北海道の歴史がわかる本』(亜璃西社)
伊坂幸太郎 『あるキング』(徳間書店)
三浦しをん 『星間商事株式会社社史編纂室』(筑摩書房)



師走らしく、読書ペースあがらず。
といっても別に仕事が忙しかったからというわけでもない。気分的なものです。


今年の読了本
〔文庫本〕54冊
〔図書館本〕21冊

計75冊
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テーマ : 読んだ本。
ジャンル : 本・雑誌

三浦しをん 『星間商事株式会社社史編纂室』

三浦しをん 著 『星間商事株式会社社史編纂室』(筑摩書房/2009年刊) を読む。
星間商事株式会社社史
「社史編纂室でも、同人誌を作ろう!」
その真意はいかに?風雲急を告げる社史編纂室。
恋の行方と友情の行方は、五里霧中。
さらに、コミケで人気の幸代の小説も混乱に混乱を!?
――川田幸代。29歳。会社員。腐女子。社の秘められた過去に挑む。


著者の作品を読むのは初めて。

読みやすっ! てか面白っ!

最近読んだ本の中では珍しく、続きが気になりながら読み進めた本であった。
基本的にサラリーマン小説が好きなのもあるが、文体リズムがオレに合っていたようで、
内容がしっかりイメージできつつもサクサク読めた。

幸代の恋愛の行方はどうでもよく、社史編纂室の同僚のみっこちゃんと矢田の恋愛の行方が気になった。
みっこちゃんの矢田への一途な思いが良い。
みっこちゃんっていいコだねぇ。

社史編纂にあたって、高度経済成長期のころの不祥事を表沙汰にしたくない筋から妨害が入るのだが、
それを調査する過程がミステリタッチでなかなか面白い。
で、結局その不祥事の内容がわりとショボいのが可笑しかった。

幸代の同人誌活動の部分もけっこう興味深かった。
(2010.12.29読了)

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テーマ : 読んだ本。
ジャンル : 本・雑誌

大掃除!


と言っても
ダンボールに入ってる未読本を入れ替えるだけ。

大掃除1

一応わたゴミを掃除機で吸い取り、クモとかいないか点検。
クモ居らず。


大掃除2

2箱ちょいに収まりました。

テーマ : 雑記
ジャンル : 日記

星新一 『城のなかの人』

星新一 著 『城のなかの人』(角川文庫/1977年刊) を読む。
城のなかの人
城が愛してくれたのは、このわたしだけのはずだ・・・
絢爛たる人工の色彩のなかで育った秀頼にとって、大坂城のなかだけが現実であり、安らぎに満ちた世界だった。
だが太閤が逝ったあと、母である淀君がすべてを取り仕切り、関白になるためだけの優雅な公卿教育を受けてきた秀頼は、恵まれていたといえるだろうか。
表題作含め全5篇収録の時代小説。


著者には珍しい、純然たる時代小説。

城のなかの人
主人公は豊臣秀頼。
作中、本人も周りの人も「あと十年早く生まれてきていれば」と思う場面が再三あるのが印象深い。
どんな作品に登場してもカッコいい男・真田幸村。この作品においても男前だった。

春風のあげく
お城にあがることになった幼馴染みと情を通じてしまった忠之進。
やがて生まれてきた若君は実は忠之進の子どもであった・・・・
こういう話ってたいてい一発必中だよね。
若君が実は自分の息子であることを心の中で励みにして城代家老まで出世していく忠之進のバイタリティはすごい。
皮肉なラストは著者の真骨頂だ。

正雪と弟子
由比正雪が口八丁のみで〈張孔堂〉を開設したり、正雪の弟子がのちの紀伊国屋文左衛門だったり、正雪の計画を応用して江戸に大火を起こして紀文が材木王になったり、その火事が「振袖火事」と呼ばれたりする、おもしろ時代劇。
史実にのっとらない、こういう雰囲気の作品は楽しいなあ。

すずしい夏
タイトルを見ると純文学とかにありそうな題名だが、抽象的な意味付けは全然なく、ストレートに冷害で米が不作な話(笑)
冷害で飢饉になりかけた折、幕府の諸国巡検使が来ることになり、一行が通る道筋一帯だけを見栄えよくして巡検使を迎える場面があるのだが、まるでピョンヤンだね。

はんぱもの維新
オレはいままで小栗上野介という人を気にかけていなかったのだが、偉い人だねぇ~。
幕閣に頼りにされて、勘定奉行やら外国奉行やら江戸町奉行やらいろんな役職を歴任し実績を上げているし、洋式軍隊を編成したり、横須賀にドックを建設したり、あの当時おそらく一番開明的だったんだろうね。
何しろ日本初の株式会社「兵庫商社」というのを設立したとのこと。
物語の中で、幕府の人間や薩長の人間を問わず「はんぱもの」とののしり苛立っているが、業績をみれば分かる気がする。
結局、官軍によって処刑されてしまうが、明治の世まで生きていて欲しかった一人である。
小栗が主人公の長篇小説探して読みたくなった。
(2010.12.21読了)

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テーマ : 歴史・時代小説
ジャンル : 本・雑誌

伊坂幸太郎 『あるキング』

伊坂幸太郎 著 『あるキング』(徳間書店/2009年刊) を読む。
あるキング
弱小地方球団・仙醍キングスの熱烈なファンである両親のもとに生まれた山田王求(やまだおうく)。
“王が求め、王に求められる”ようにと名づけられたひとりの少年は、仙醍キングスに入団してチームを優勝に導く運命を背負い、野球選手になるべく育てられる。
期待以上に王求の才能が飛びぬけていると知った両親は、さらに異常ともいえる愛情を彼にそそぐ。
すべては「王」となるために・・・


著者の作品を読むのは初めて。
けっこう期待して読んだのであるが・・・正直拍子抜けしてしまった。。。
主人公の山田王球がどうも魅力ある人物ではなかった。
ピッチャーの投げる球の軌道やスピードを記憶する能力に長けていたり、小学生の頃から毎日ハードなトレーニングをしたり、将来の大選手になるエピソードはいろいろ描かれているのだが、描写に迫力がないというか、あまり物語に入り込んで読むことができなかった。
文章は読みやすくて取っ付きにくい内容でもなかったんだけどねぇ。
全体的に散漫というか、印象に残らないまま終わっちゃった感じ。
(2010.12.20読了)

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テーマ : 読んだ本。
ジャンル : 本・雑誌

『あまつき』 『隠の王』

中三娘に勧められて 『あまつき』(高山しのぶ/一迅社ZERO-SUMコミックス)読み込み中。

あまつき1 あまつき2 あまつき3
あまつき4 あまつき5

第5巻まで読み終えたのだが、内容がなかなか頭に入ってこない。
なぜなのだろうと考えたところ

登場人物の見分けがつかない

これは・・・
西洋人の顔がどれも同じに見えてしまう現象=おっさん化
なのであろうか
いやいや、絵柄になじんでないだけだよ、きっと。




これも勧められて読んでる 『隠の王』(鎌谷悠希/スクウェア・エニックス Gファンタジーコミックス)

隠の王1 隠の王2 隠の王3 隠の王4
隠の王5 隠の王6 隠の王7 隠の王8
隠の王9 隠の王10 隠の王11

これはちゃんと登場人物の見分けつきます。
忍者は好きなのでストーリーも把握できてますよ。
ただ、これを読んだのは数ヶ月前なので内容はあらかた忘れてるけど。。。
読み終えたのが11巻までなのかもあんまり自信ない。
娘がコミックス全巻買い揃えたら最初から読み直す予定。

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テーマ : 漫画
ジャンル : アニメ・コミック

区切りを祝う

区切りとか、切れ目とか、ワレメとかがけっこう好きな性格なので
(お察しの通りシモネタも好きです、わりとかなり)
カテゴリー別に、区切りの発目の記事を、その都度祝うことにした。

で、適用第1号が昨日の【図書館で借りた本】カテゴリー。
まあ、祝うっていうよりは、節目がいつだったのかを
記録しておこうということですね。
100発区切りで祝います。
あと、日記・メモの類はこういう記録からは除外。






次に100発目いくのは恐らく【角川文庫】だろうか。
【講談社文庫】もいい線いってるか。
【神社】も実は地味にあなどれない。
とりあえず今現在の各カテゴリーの記事数を記録しておく。

【角川文庫】34
【神社コレ】30
【講談社文庫】28
【創元推理文庫】19
【ハヤカワ文庫】18
【新潮文庫】13
以下略

ここまで書いといてなんだけど、こんな記事
自分以外の誰一人として興味ないわなあ。
こんなん載せて恥ずかしいなぁ。

テーマ : どうでもいい報告
ジャンル : 日記

桑原真人/川上淳 『北海道の歴史がわかる本』

【図書館で借りた本】通算100発目!


桑原真人/川上淳 著 『北海道の歴史がわかる本 石器時代から近・現代までイッキ読み!』(亜璃西社/2008年刊) を読む。
北海道の歴史がわかる本
本書は、北海道と周辺地域の歴史に関心があるものの、何から学んだらよいか迷っている人、もう一度歴史を学びなおしたい人、学校で習った歴史が暗記科目で少しもおもしろくなかったと思っている人、さらにはフィクションよりも事実の持つおもしろさに触れてみたい人、現在の北海道が置かれている状況を確認したい人など、おもに北海道の歴史に初めて触れるであろう読者を想定して執筆した。 ――「はじめに」より

この本、Part.1~6に分かれており、1~3で原始時代から江戸時代、4~6で明治以降をフォローしている。
江戸時代までは主にアイヌ民族に関わるトピックが多数を占めているが、江戸時代以前の蝦夷地の様子はまだまだ研究が進んでおらず、今後解明される事柄が多そうだ。
江戸時代になると、松前藩との関わりでアイヌ社会の様子もだいぶ文献などに残されている。

北海道の地名はアイヌ語の語感を漢字に当てたりしたものが多く、他県の人には絶対読めない地名も多い。
というか、北海道に住んでても読めないものはたくさんある。
例えば「花畔」。バンナグロと読みます。
「バンナ」に「花」の字を当てるセンスはけっこうすごい。

明治以降は開拓にまつわる話題が大多数。
「開拓」っていうのは明治時代だけのことかと思っていたのであるが、大正期や昭和初期にも継続して集団移住は行われていたとのこと。戦中・戦後にも集団移住はあったようだ。

北海道はそれこそ全国各地から人が集まってきたので、言葉や生活習慣が違うのが大変だったそうだ。
円滑にコミュニケーションをとるため北海道弁ができていったという。
あと、各地の言葉でニュアンスのいい言葉はそのまま北海道でも使われていると思う。
思いつくものを上げてみると、「わや」とか「しゃあない」というような関西臭のする言葉がそのまま残っている。
ただ語尾遣いは北海道的になってるけど。
「わやだべや」「しゃあないっしょ」

その他にも、ジンギスカンの話題や監獄(刑務所)の話、北海道独立論など、興味深いトピックもあって面白かった。
ジンギスカンといえば、海で食うジンギスカン&おにぎりはとてつもなくおいしいのだが、北海道以外の人たちは海水浴に行く時どんな食材を持っていくのだろうか?
(2010.12.13読了)

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テーマ : 歴史全般
ジャンル : 本・雑誌

田中哲弥 『ミッションスクール』

田中哲弥 著 『ミッションスクール』(ハヤカワ文庫/2006年刊) を読む。
ミッションスクール
「下痢のため一刻も早く排便したいのです」
――謎の符牒とともに教室から姿を消した聖メヒラス学園一の美少女・山岸香織は、MI6の潜入工作員だった。
国連事務総長直属の諜報員・吹石雄作は香織と接触、イラク軍のテロ活動を阻止するため極秘任務を開始する・・・
華麗なる諜報戦を描く表題作ほか、ホラー、ファンタジイ、アメコミ、純愛ロマンという5つのジャンルフィクションの定型による、規格外の学園ラブストーリー。


全5篇からなる短篇集。

ミッションスクール』 初出:「電撃hp」2001年Vol.11
聖メヒラス学園高校は、生徒・教師とも各陣営のスパイが多数おり、地球上の様々な国際紛争の舞台となっている・・・という、めちゃくちゃなお話。
ハンサム君と学園一の美少女がイチャイチャしながら敵をやっつける愉快痛快な物語。

ポルターガイスト』 初出:「電撃hp」2001年Vol.13
聖ペガツサ学園高校の旧校舎西側のトイレは呪われていて、利用すると恥ずかしい音が学校中に響き渡る・・・という、めちゃくちゃなお話。
排便や屁の音といった、他人に聞かれたくない音だけが大きくなっちゃうのはとても怖い。
そして呪いは学校全体に浸透してしまい、他人に聞かれたくない恥ずかしいと思うことを大声で言ってしまう。
実は相当怖い話なはずなのだが、作者が作者なので愉快話になっている。

ステーショナリー・クエスト』 初出:「電撃hp」2004年Vol.30
聖キユラソ学園の美術部の備品が数少なくなり、総務部に備品を取りに行くのだが、総務部へ行くには数々の困難を乗り越える冒険をしなければならない・・・という、めちゃくちゃなお話。
ヒロインのことが好きな男子生徒が、ことあるごとに言い寄ってくるのに対して、照れながら悪態をつくさまがよい。
著者の描く女子は、見た目が美しいだけでなく、性格もこっちのツボをついてくるように描くので素晴しい。

フォクシーガール』 初出:「SFマガジン」2006年5月号
スーパー・フォックスと名づけられた子狐の有するウィルス「SFウィルス」に感染し、スーパーヒロインとなった女子高生・菜々美が、次から次に襲ってくる敵をばったばったと倒すお話。
他人の思考を読み取れる能力で、幼馴染みの恭平の自分に対する愛情の深さに接した菜々美が、それ以来恭平に対してことさら偉そうな態度を取るようになるというくだりは、めちゃ可愛い。

スクーリング・インフェルノ』 書き下ろし
超巨大豪華学府・聖メトロン学園の入学式当日、学校が沈み始め、学内が主要6か国による戦争に巻き込まれたパニックをえがくお話。
この作品だけ結末が物悲しいのが逆にバカバカしくて面白い。


表紙&本文イラストは橋本晋氏。
この人の絵、すごく好き。
この人の描く女の子はとても可愛い。
(2010.12.9読了)

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テーマ : SF小説
ジャンル : 本・雑誌

ジャンボチョコどら焼

たまにドンキホーテに行くと思わず買ってしまうジャンボチョコどら焼

ジャンボチョコどら焼

うまいっす

テーマ : 雑記
ジャンル : 日記

2010年11月購入文庫本

11/3(水)文庫の日セール
浅暮三文 『ラストホープ』(創元推理文庫)
荒俣宏 『新帝都物語 維新国生み篇 上』(角川文庫)
      『新帝都物語 維新国生み篇 下』(角川文庫)
荒山徹 『忍法さだめうつし』(祥伝社文庫)
井沢元彦 『逆説の日本史10 戦国覇王編』(小学館文庫)
井上雅彦 『異形コレクションⅩⅩⅩⅥ 進化論』(光文社文庫)
       『異形コレクションⅩⅩⅩⅧ 心霊理論』(光文社文庫)
       『異形コレクションⅩⅩⅩⅨ ひとにぎりの異形』(光文社文庫)
押川國秋 『捨て首 臨時廻り同心日下伊兵衛』(講談社文庫)
京極夏彦 『覘き小平次』(角川文庫)
桜坂洋 『よくわかる現代魔法』(集英社スーパーダッシュ文庫)
田中啓文 『禍記』(角川ホラー文庫)
野村胡堂 『銭形平次捕物控(四) 城の絵図面』(嶋中文庫)
       『銭形平次捕物控(十) 金色の処女』(嶋中文庫)
諸田玲子 『鷹姫さま お鳥見女房』(新潮文庫)
山本一力 『牡丹酒 深川黄表紙掛取り帖(二)』(講談社文庫)
R・D・ウィングフィールド 『フロスト気質 上』(創元推理文庫)
R・D・ウィングフィールド 『フロスト気質 下』(創元推理文庫)
ヤーコップ・グリム/ヴィルヘルム・グリム 『完訳グリム童話集Ⅰ』(ちくま文庫)
 

計19冊

個人的には『グリム童話』がヒットかな。
それにしても今年で「文庫の日セール」が終わるのは残念だ。

テーマ : 本に関すること
ジャンル : 本・雑誌

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筒涸屋

Author:筒涸屋
札幌市出身・在住
戌年 射手座 B型 
右投右打 右四つ
好きな言葉:小春日和
2008.3.6開設

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