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2009年11月読了本

〔文庫本〕5冊
横田順彌 『銀河笑撃隊2』(ハヤカワ文庫)
高橋克彦 『京伝怪異帖 巻の上』(講談社文庫)
高橋克彦 『京伝怪異帖 巻の下』(講談社文庫)
清水義範 『「青春小説」』(講談社文庫)
小林信彦 『紳士同盟』(新潮文庫)


〔図書館本〕3冊
高城高 『凍った太陽 高城高全集2』(創元推理文庫)
早坂隆 『続・世界の日本人ジョーク集』(中公新書ラクレ)
加藤廣 『空白の桶狭間』(新潮社)


着実に読書しているね、オレ。
まあだいたい10冊前後がちょうどいい感じの読書量なのかな。
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テーマ : 本読みの記録
ジャンル : 本・雑誌

小林信彦 『紳士同盟』

小林信彦著 『紳士同盟』(新潮文庫/1983年刊) を読む。
紳士同盟
インチキ臭くなければ生きていけない!
思わぬ運命の転変にめぐりあい、莫大な金を必要としたとき、四人はそう思った。目標は2億円――
素人の彼らは老詐欺師のコーチを受け、知恵を傾け、トリックを仕掛け、あの手この手で金をせしめる・・・・
奇妙な男女四人組が、人間の欲望や心理の隙、意識の空白につけこむスマートで爽快、ユーモラスな本格コン・ゲーム小説。


著者の馴染みの放送業界を舞台にした話なので、とてもリアル感があった。
この中で何度も騙される人がいるのだが、ほんとにいそうだもんなあ。
相手をダマすための事前の用意の描写が実にイキイキとしていて、「さあ騙すぞ!」という高揚感みたいなものが感じられる。
マトモに働くにしろ、詐欺を働くにしろ、労働するという点では同じことであるよなあ。
この作品読んでて思ったけど、現実の映画製作もかなり詐欺に近いような気がする。
(2009.11.27読了)

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ジャンル : 本・雑誌

加藤廣 『空白の桶狭間』

加藤廣著 『空白の桶狭間』(新潮社/2009年刊) を読む。
空白の桶狭間
今川義元の不気味な触手尾張へ伸びる!
相互不信と玉砕主義が蔓延する織田家中。
剛毅に振舞う信長でさえも、その内実は判断停止。
たのみは、秀吉の血統が受け継ぐ秘密のみ。
秀吉一世一代の密約を容れ、“影の人々”が今川軍団を死地へ誘う。
そして奇跡の勝利を手にした後、信長が捏造した“史実”とは――


秀吉が「山の民」の出自で、山の民の力を借りて桶狭間の奇襲を成功させたというのは、なかなか興味深い話であった。
後年、秀吉が関白の称号を欲しがった理由にも繋がり、説得力あるよね。

だが信長が“天然の”うつけ者だという設定はちょっと苦心したようだ。
楽市・楽座の政策などについて、市場経済への先見性があったわけでなく結果としてそうなったという書き方は、信長をむりやり貶めようとしている感じがする。
たまに見せる勘の鋭いところなどが描写されていたりして、著者が意図しているほどボンクラには描ききれていないようだ。

オレとしては隆慶一郎作品的なワクワク感を期待していたのだが、あまり心理描写に重きを置いていない作風で、ちょっと食い足りない思いが。
オレはほとんど桶狭間についての知識がないので、いろいろ知っていたらもっと楽しめたのかもしれない。
戦国時代にめちゃ詳しい、オレがしょっちゅう遊びに行かせてもらってるブログがあるので、バックナンバーから丹念に読ませてもらって勉強しなくちゃと思ったのだった。

それにしても、お市の方ってのはどんな作品に登場しても絶世の美女だよね。
ものすご~く妄想ふくらむよね。
(2009.11.23読了)

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清水義範 『「青春小説」』

清水義範著 『「青春小説」』(講談社文庫/1992年刊) を読む。
「青春小説」
タイムスリップした過去は、あの三億円事件の直前だった。犯人からカローラを奪うことは可能なのか?
レトロも魅力の『三億の郷愁』に、作家になる覚悟を決めて上京した青年のドタバタを描いた『灰色のノートからⅠ・Ⅱ』を収録。


『三億の郷愁』
昭和59年から昭和43年にタイムスリップしてしまう主人公二人組。
近い過去にスリップする話は、登場人物がその時代の世の中のことを記憶していたり、生活するのもある程度支障なくできたりするので、わりと好きな設定だ。
この作品では昭和43年夏~冬の世相とか流行とかいろいろ描かれていて、(自分が生まれる前のことだが)何となく懐かしさを感じる。
三億円事件の犯人から三億円を奪うくだりは、スリリングでかなり面白かった。

『灰色のノートから』
『Ⅰ』は大学四年の、『Ⅱ』は卒業後のことを描いた著者の自伝的小説。
学生から社会人になろうとする時期のフワフワ感などが、自分もかなりフワフワしていたので、いろいろ当時の自分を思い出しながら読んだ。
今振り返ると、「ああすればよかった」「こうすればよかった」ことがたくさんありすぎて、あまり思い出したくはない時期なのだけど。
(2009.11.18読了)

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ジャンル : 本・雑誌

早坂隆 『続・世界の日本人ジョーク集』

早坂隆著 『続・世界の日本人ジョーク集』(中公新書ラクレ/2009年刊) を読む。
続・世界の日本人ジョーク集
われわれは世界でどう笑われているのか?
ジョークの世界から真の日本人像を描いたベストセラーの続篇。
滅入りがちな我が国に今こそ質の良い笑いを。


今年6月に読了した本の続篇。
前著の刊行後に著者への反応で多かったのが、「日本人がジョークの中で意外と存在感を発揮していることに驚いた」というものだったという。
オレもこういう感想を持った。マイナスイメージのものばかりだと思っていたが、案外そういうこともない感じだったので地味に嬉しかった。
日本へのイメージが悪いのは近隣の数ヵ国だけで、実際は世界は概して日本人が思っているよりは親日的なのだそうだ。
ひと昔前の「フジヤマ・ゲイシャ・ハラキリ」のイメージからも脱却して多様な面も認知されつつあるようで、より世界の人々から好意を持ってもらえるようになってほしいものである。
以下にオレがウケたジョークをちょっと紹介。

●命名の法則
第二次世界大戦中、アメリカ人の将軍が、日本のことをいろいろと調べていた。ある日、将軍は日本研究家を呼びつけ、質問をした。
「日本人は、自分の子どもにどうやって名前を付けるんだ?」
研究家は答えた。
「日本人は、生まれた順番を子どもの名前にします。例えば、最初の子は〈イチロー〉、二番目は〈ジロー〉、三番目が〈サブロー〉、以下、〈シロー〉〈ゴロー〉といった具合です」
「なるほど、それは面白い」
数ヵ月後、将軍は、この戦争について悲観的な気持ちとなった。
『こんなに精力的でパワフルな民族に、我々は本当に勝つことができるのだろうか・・・・・・』
将軍は、対峙している敵の大将の名前が、
「山本五十六」
であることを知ったのである。

●肉屋にて
ある日本人女性がイギリス人男性と結婚し、ロンドンで暮らしていた。彼女は英語があまり上手ではなかったが、夫の助けを借りながら、なんとか楽しい生活を送っていた。
しかし、夫が出社している間は、一人で買い物に出なければならない。それが彼女の苦痛の種だった。
ある日、彼女は肉屋へ行って、モモ肉を買おうと思った。しかし、英語でどう言えばいいのかわからなかったので、彼女は思い切ってスカートをめくり、自分の太腿を指差した。店員は意味を理解し、モモ肉を手渡した。
翌日、彼女は同じ店でムネ肉を買おうと思った。しかし、英語でどう言えばいいのかわからなかったので、彼女は思い切ってブラウスをはだけさせ、自分の胸を指差した。店員は意味を理解し、ムネ肉を手渡した。
またその翌日、彼女はソーセージを買おうと思った。彼女はそのために、今度は夫を連れて店へと行った。
なぜかって?あなた・・・・・・、何を考えているんですか?
夫は英語が喋れるんですよ。



すいません、下ネタばっか選んだ感じになっちまいましたが・・・シモ以外にも楽しいジョーク満載でしたよ。
(2009.11.17読了)

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テーマ : ノンフィクション
ジャンル : 本・雑誌

高橋克彦 『京伝怪異帖 巻の下』

高橋克彦著 『京伝怪異帖 巻の下』(講談社文庫/2003年刊) を読む。
京伝怪異帖 下
いまや希代の人気戯作者・山東京伝となった伝蔵。
吉原の馴染みの遊女・菊園と所帯をもったが、その恋女房の様子がおかしい。蔵の中で眠りこけたり、「墓参りに行く」と叫んだり。悪霊の仕業か物の怪の導きか・・・
伝蔵の活躍が光る江戸の怪奇事件簿。


巻の下では二つのエピソードを収録。
「悪魂」は怪談噺。伝蔵の女房のお菊に、吉原時代の知り合い萩野の怨霊がとりつく。
体を張って怨霊を成仏させようとする平賀源内たち。
この話はちょっと怖かった。

「神隠し」は佐竹藩で起こった神隠しのからくりを源内が解く。
占いをする修験者のインチキは、よく必殺シリーズなどで見受けられる時代劇の定番ネタ。
そのインチキに乗っかって源内は今度は神隠しにあったことにしてもらう。
死んだことにしたり、神隠しにあったことにしたりと、源内先生もいろいろ大変である。
若き日の平田篤胤もちらっと登場。
(2009.11.15読了)

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テーマ : 歴史・時代小説
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高城高 『凍った太陽』

高城高著 『凍った太陽 高城高全集2』(創元推理文庫/2008年刊) を読む。
凍った太陽
入院中同室となった男に、雀荘を経営する妹の安否を確かめてほしいと頼まれた私は、戦後の焼け跡が広がる街を彷徨う――
国産ハードボイルドの原点となった記念碑的作品「X橋付近」をはじめ、運命の女・志賀由利の足跡を描いた4篇の連作、そして名作「ラ・クカラチャ」などを収録。
あわせてエッセイも併録。


本書は短篇11篇にエッセイ3篇の構成。
小説作品にそれぞれ短く感想を述べてみる。

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テーマ : 推理小説・ミステリー
ジャンル : 本・雑誌

高橋克彦 『京伝怪異帖 巻の上』

高橋克彦著 『京伝怪異帖 巻の上』(講談社文庫/2003年刊) を読む。
京伝怪異帖 上
戯作者に憧れる伝蔵は、風来山人・平賀源内の獄死の噂を耳にした。
源内秘蔵の天狗髑髏をひと目みたいと忍び込んだ先には幽霊が・・・
伝蔵こと若き山東京伝が出会う奇怪な事件の数々。世の魑魅魍魎を怪奇小説の祖・京伝が斬る!


まず、平賀源内が獄死せず密かに生きている設定が面白い。
で、山東京伝が源内と組んで隠密したり幽霊屋敷をプロデュースしたり。
江戸っ子弁の会話も小気味よい。
こんな面白おかしい毎日なら自分も江戸時代に行きたいと思わせる。
単に冒険話なだけでなく、いちいちミステリー仕立てなところ、欲張り感のある作品になっていて、高橋センセーの巧さというのは尋常ではない。
(2009.11.8読了)

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テーマ : 歴史・時代小説
ジャンル : 本・雑誌

横田順彌 『銀河笑撃隊2』

横田順彌著 『銀河笑撃隊2』(ソノラマ文庫/1989年刊) を読む。
銀河笑撃隊2
表宇宙を守るために、裏宇宙の侵略者アブラゲドンと日夜戦い続ける〈銀河笑撃隊〉。
たくわん型珪素系生物・ロック54世隊長のもと、落研部員の高校生・山本勘太郎、勘太郎の心の妻・星野ひとみ、コンピュータロボット・ゴンスケ2号のおなじみメンバーに、老科学者・松戸歳円圓が加わり、〈ラクゴ〉パワーはますます快調!


1巻目を読んだのはかなり以前なので内容はまるっきり覚えていない。
だが覚えていなくても全然支障がないバカバカしい愉快系SF。
ダジャレ、ダジャレ、ダジャレで敵をやっつけ、最終的に戦争を終結させる。
落語好きにもSF好きにも楽しめる作品だ。
ただそれ以外の読者には受け入れてもらえない悲しい作品でもあるのだが・・・

それはともかく、以前にも何度か書いたのだが今回も書かせていただきます。

ヨコジュンの全作品を文庫化してほしい!

(2009.11.4読了)

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テーマ : SF小説
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文庫の日 2009/11/3

文庫本全品105円の「文庫の日」セール。
例年朝から市内各所を廻っているが、今年は仕事のため夕方からの発動。
それでも6店舗巡って、うち4店舗にて購入。
昨年は27冊だったが(買いすぎだろ)、今年の戦果は13冊。

内訳は月末にまとめてメモします。

テーマ : 本に関すること
ジャンル : 本・雑誌

2009年10月購入文庫本

10/19(月)
野村胡堂 『雪の精 銭形平次捕物控(六)』(時代小説文庫)
野村胡堂 『十手の道 銭形平次捕物控(九)』(時代小説文庫)
野村胡堂 『鉄砲の音 銭形平次捕物控(十)』(時代小説文庫)


計3冊

今月は1回しかブックオフに行けず。
その1回で平次親分をまとめて3冊ゲット!

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筒涸屋

Author:筒涸屋
札幌市出身・在住
戌年 射手座 B型 
右投右打 右四つ
好きな言葉:小春日和
2008.3.6開設

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