2009年10月読了本

〔文庫本〕3冊
宮沢賢治 『宮沢賢治全集8』(ちくま文庫)
アガサ・クリスチィ 『パーカー・パインの事件簿』(創元推理文庫)
宮沢賢治 『宮沢賢治全集5』(ちくま文庫)


〔図書館本〕4冊
西牟田靖 『僕の見た「大日本帝国」』(情報センター出版局)
和田竜 『忍びの国』(新潮社)
関裕二 『なぜ「日本書紀」は古代史を偽装したのか』(じっぴコンパクト)
高嶋哲夫 『風をつかまえて』(NHK出版)


今月は宮沢賢治に尽きるなあ。
1冊ごとのボリュームもさることながら、旧かな遣いなので読むのに時間がかかったのであった。
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テーマ : 本読みの記録
ジャンル : 本・雑誌

     

高嶋哲夫 『風をつかまえて』

高嶋哲夫著 『風をつかまえて』(NHK出版/2009年刊) を読む。
風をつかまえて
北海道の破綻寸前の小さな町――
起死回生の町おこしとして、町の小さな鉄工所が「風車」を造ることに。
地域と家族の再生をかけた父と子の姿を描く青春小説。


著者の作品を読むのは初めて。
北海道の架空の町・内知町に風車を造るべく頑張る親子を描く。

ひとまずストーリーについては横に置いといて(笑)
まず、登場する女性3人が3人とも美女なのがよい。
欲を言えば1人くらいは「見た目は目立たないが、どこか男好きのする」感じの人がいるとよかったなあ・・・
さらに欲を言えば、主人公の兄のフィアンセには眼鏡をかけてもらいたい。
・・・あんまりいろいろ書くと、オレの性癖が分かってしまいそうなのでこの辺でやめときます。


ところで、この作品をTVドラマ化するとした時の主題歌を歌う人を考えてみた。
北海道が舞台の話なので北海道出身のミュージシャンでね。
鉄板なのは千春orみゆきだろうなあ。道内TV局が制作する場合、こうなる気がする。
大黒摩季もありかな。オレ的には安全地帯がよい。
透明感という点で細川たかしという線も(笑)
(2009.10.29読了)

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って結局ストーリーについて感想述べてないぞな。

テーマ : 読んだ本。
ジャンル : 本・雑誌

     

宮沢賢治 『宮沢賢治全集5』

宮沢賢治著 『宮沢賢治全集5』(ちくま文庫/1986年刊) を読む。
宮沢賢治全集5

この巻では初期に書かれた作品を集めている。

〈花鳥童話集〉と題された作品群が面白かった。
『いてふの実』は銀杏の実たちが旅立ちの朝にかわす会話で成り立っているが、希望や不安を口にしたりする銀杏がいたり、出発前の準備に余念が無いのもいればのんきなのもいたりと、楽しい感じの作品となっている。ところで、“イチョウ”も“ぎんなん”も「銀杏」ってまぎわらしいよね。

『よだかの星』は、うってかわってもの悲しい感じの作品。みにくいという理由で嫌われているよだかが、鷹に「市蔵」と改名しろと脅される。なぜ市蔵なのか分からないが(笑)、よだかは世をはかなみ、ついに星になる。たくさんの羽虫が自分に殺されるという「生存罪」に苦悩する姿も痛々しい。

『ツェねずみ』『クねずみ』は理屈ぬきに楽しめた。ねずみ世界の描写がとても愉快に書かれている。

『ひかりの素足』は涙なしには読めない作品。臨死体験の話なのだが、兄は生き返り弟は兄の腕の中で結局死んでしまう。弟の死に顔が、かすかに笑っていたというのがもうたまらなく鼻の奥をツンとさせる。宮沢作品には、死顔に微笑が浮かんでいるという作品がけっこうあるのだが、これは「臨終正念」というものを表しているのだそうだ。

『茨海小学校』は、人間がキツネ世界の小学校に迷い込む話。子ギツネの描写がいきいきとしていて楽しい作品であった。
(2009.10.29読了)

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テーマ : 児童書
ジャンル : 本・雑誌

     

床屋に行きました


中三の野球部引退の時以来の5分刈りにしてきました。実に24年振りの坊主頭。
髪が長いと頭頂部のスカスカ感が際立って目立つようになったので・・・

行きつけの床屋のマスターと、5分刈りにするか3分刈りにするか相談し、とりあえず今回は5分刈りで様子を見ようと。
で、バリカンでひととおり刈ったところで眼鏡をかけて鏡の中の自分を見た時に思ったこと。





精力ありげだなあ(笑)


おやじの坊主頭はどうしてこういう雰囲気なんだろう。
性欲が服着て歩いてる感じ。
いよっ、マカ王いらず! 実際は軽くEDなんですけど


中学生の頃に比べて明らかに前髪が上にきているなあ。
そり込み具合も、まあひどい(笑)
今日はまだ違和感あるけど、何日かたったら見慣れるかな。

テーマ : 今日の出来事
ジャンル : 日記

     

関裕二 『なぜ「日本書紀」は古代史を偽装したのか』

関裕二著 『なぜ「日本書紀」は古代史を偽装したのか』(じっぴコンパクト/2008年刊) を読む。
なぜ「日本書紀」は古代史を偽装したのか
日本書紀は天武天皇の命により編纂された・・・という通説を覆す数々の証左、そしてヤマト建国にさかのぼる数多の疑惑。
はたして真実を葬り去った黒幕とはいったい誰だったのか?そしてその目的とは?


著者の本を読むたび、古代史についての知識が多く身についてきてありがたい。
日本書紀の通説(天武天皇のために編纂された)についての反対意見については、井沢元彦氏の「逆説の日本史」でも読んでいた。
やはり日本書紀は古代史を偽装しているなあ。
藤原不比等という人物はたいしたものだ。現代の政治家では逆立ちしても太刀打ちできないくらいの策術家であるよね。
これからも考古学の成果と文献とを組み合わせて、真実の日本の成り立ちを明らかにしていってほしい。
(2009.10.22読了)

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テーマ : ノンフィクション
ジャンル : 本・雑誌

     

和田竜 『忍びの国』

和田竜著 『忍びの国』(新潮社/2008年刊) を読む。
忍びの国
伊賀一の忍び、無門は安芸国からさらってきた侍大将の娘、お国の尻に敷かれ、忍び働きをなまけていた。
主から提示された百文の小銭欲しさに二年振りに敵の伊賀者を殺める。
そこには「天正伊賀の乱」に導く謀略が張り巡らされていた――


伊賀忍びの非人間性や、極端なマキャベリズムぶりなど、かなりよく描かれていて面白い。
織田信雄の、偉大な父を親に持つゆえのプレッシャーに押しつぶされているさまもいい。
戦闘場面も立体的に感じられて面白かった。
主人公である無門よりも、信雄方の武将である日置大膳がかっこよい。これぞ戦国武者という雰囲気、そして腕前。

全体的なストーリーは良かったのだが、無門の言葉遣いがやたらと現代風なのが違和感がある。他の人が時代劇的言葉遣いをしているからなおさらである。当然わざとそういう風に書いていると思うのだが、時代小説ファンから言わせてもらうと、小ざかしい感じがしてイライラするんだよね。オレでさえそう思うんだから、年配のうるさ型の読者なら激怒しちゃうんでないかい?
(2009.10.19読了)

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テーマ : 歴史・時代小説
ジャンル : 本・雑誌

     

アガサ・クリスチィ 『パーカー・パインの事件簿』

アガサ・クリスチィ著 小西宏訳 『パーカー・パインの事件簿』(創元推理文庫/1963年刊)【PARKER PYNE INVESTIGATES:1934】 を読む。
パーカー・パインの事件簿
身の上相談所の所長パイン氏のもとには、さまざまな依頼人がその悩みを訴えにくる。
夫の浮気に悩む中年の人妻、人生に退屈した退役軍人、冒険を求める平凡なサラリーマン、金の使いみちに困っている未亡人等、前半の6篇は人生相談の連続短篇、そして後半6篇は旅に出たパイン氏が遭遇する、犯人さがしの本格短篇。
クリスチィが創造した、ポワロ、ミス・マープルと並ぶパーカー・パインの活躍!


本書に登場のパーカー・パイン氏は、統計を集めることに従事してきた退職官吏だそうだ。
で、今は不幸な人の悩みを解決する相談所みたいなものをやっている。
なんだか胡散臭い感じがするが、パイン氏の醸しだす雰囲気で、依頼人はパイン氏を信用してしまう。
このあたりの設定、クリスチィ女史もけっこうアバウトな感じですなあ。
風貌は、でかいポワロといったところ。ハゲおやじが好きな作者だ(笑)

前半の6篇は、身の上相談を軽快に解決するパイン氏およびスタッフの活躍。
スタッフには美男美女、売れっ子女流作家、医師と豪華布陣。
だが、なぜこういう事務所をかまえているのかまったく分からないくらい、携わる事件というのが浮世離れしていて、どうにもフワフワした感じの作品群である。

ネタが尽きたのか、設定に無理を感じたのか、後半の6篇は旅行に出たパイン氏が行く先々で起こる事件を解決する本格短篇。
20世紀前半のヨーロッパの上流階級の雰囲気を味わいつつ、パイン氏の名推理を堪能。
(2009.10.17読了)

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テーマ : 推理小説・ミステリー
ジャンル : 本・雑誌

     

山鼻兵村開設碑

山鼻公園という児童公園の中に、存在感たっぷりに建っている。
このあたりは、山鼻屯田の中隊本部や練兵場があったのだそうだ。
全体


開設 創基81周年

山鼻兵村開設碑
札幌市中央区南14条西10丁目 山鼻公園内

テーマ : 札幌/北海道の地域ネタ
ジャンル : 地域情報

     

澄丘神社

「札幌テクノパーク」という工業団地内に鎮座する澄丘神社。
札幌テクノパークとは、昭和60年に、情報化社会に向けてエレクトロニクス関連の研究開発型の工業団地として、造成をはじめたもの。
鳥居


澄丘神社は、大正7年赤平市の宮尾タンさんが創祀した社で、昭和50年に現在の地に土地を得て、地域有志の手で再建された、厚別区内では一番新しい神社とのこと。
テクノパークの造成前に建ってたんだね。
境内


社殿


土俵もあり。
土俵

澄丘神社
札幌市厚別区下野幌テクノパーク2丁目5-1
祭 神 天照皇大御神
     天照皇大御神荒御魂
     豊受大神
例祭日 9月15日

テーマ : 札幌/北海道の地域ネタ
ジャンル : 地域情報

     

宮沢賢治 『宮沢賢治全集8』

宮沢賢治著 『宮沢賢治全集8』(ちくま文庫/1986年刊) を読む。
宮沢賢治全集8

いやあ、読み終えるまで約3週間もかかってしまった。
本も厚いことは厚いが、なかなか読む時間がとれなくて。基本、文庫本は仕事の合間に読むことにしているのだが、合間がなくて。といって仕事が超忙しいということもないんだけど。

この本に収められている作品でオレが以前読んだことあるのが、『注文の多い料理店』『オツベルと象』の2作品。『注文の多い料理店』は有名なだけあって面白かったが、宮沢作品の中では分かりやすい部類の作品ですな。『オツベルと象』はガキの頃読んだ時は面白いと感じたが、今読んでみるとそうでもなかった。

気に入ったのは『猫の事務所』『グスコーブドリの伝説』のふたつ。
『猫の事務所』はいじめがテーマで内容は重いのだが、猫が働いてる描写とかが妙にかわいらしい。ギザブロー監督の『銀河鉄道の夜』を思い出させた。
『グスコーブドリの伝説』はモロにSF作品。火山の噴火の予知や、気象操作など空想科学的な話がよい。主人公の成長譚であるところは神話的でもあって面白い話だった。

狐の幻燈会に誘われる『雪渡り』もかわいい作品だった。

だいたい、宮沢作品は全般的にSFのにおいを感じさせてくれるが、夢や幻想をモチーフにしたショートショート作品にはとりわけそういう印象を持った。
(2009.10.14読了)

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ジャンル : 本・雑誌

     

西牟田靖 『僕の見た「大日本帝国」』

西牟田靖著 『僕の見た「大日本帝国」 教わらなかった歴史と出会う旅』(情報センター出版局/2005年刊) を読む。
僕の見た「大日本帝国」
サハリンの南半分、台湾、韓国、北朝鮮、旧満州、ミクロネシア(旧南洋群島)。
明治半ばから昭和20年の敗戦前後までの時代、それらの国・地域は「大日本帝国」の統治下に置かれていたという共通項を持つ。
戦後半世紀以上たった現在でも、かつて日本の領土だったそれらの国・地域には、日本語、日本建築、神社、日本精神、残された日本人・・・と、さまざまな形で日本統治時代の痕跡が残っているのだった。


台湾やミクロネシア地域の人たちは、親日家が多いようだ。
特にパラオなんてのは、生粋のパラオ人の子供に日本語の名前をつけたりしていて、かなり日本の統治がうまくいっていた印象がある。
パラオの国旗のデザインは(青地に黄色い丸)、日本にちなんでもいるそうだ。黄色い丸は月を表していて、月(パラオ)は太陽(日本)の光を反射させて輝いているという意味なんだって。そこまで好かれているかと思うとなんだか面映い気もするが、国をあげて日本のことが好きだと思ってくれるというのはありがたいことである。
日本が乗り込んだ地域すべてに神社があったというのは、神社マニアとしては興味深いものがある。
おおむね破壊されていたりしているが、鳥居だけは残っていたり、パラオでは再建していたりと、思わず訪ねてみたいと思った。

地図を見てみると、大日本帝国の版図はかなり広大だったんだねえ。客観的に見て、国力のわりに範囲が広すぎの感じがする。やはりあの戦争は負けるべくして負けた戦いだったのかな。
(2009.10.10読了)

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テーマ : ノンフィクション
ジャンル : 本・雑誌

     

手稲神社

JR手稲駅からほど近いところに鎮座する手稲神社
鳥居

社号碑


階段を登るとまた鳥居があり・・・(狛犬もお出迎え)
鳥居2

社殿登場
社殿

金色に光る豪華な社殿
社殿2

裏参道の鳥居
裏鳥居

忠魂碑と牛馬塔
忠魂碑 牛馬塔

出羽三山碑。出羽出身の人が建てたらしい。詳細はよく読んでこなかったので分からず。
090911_1117~0002


村社記念碑。大正6年の村社列格を記念して。
昭和16年には郷社列格となる。
村社記念碑


境内外末社の藤白龍社。この地に住んでいた白蛇をお祀りしている。
藤白龍神社




境内
手稲神社
札幌市手稲区手稲本町2条3丁目4-28
祭 神  大國魂神
      大那牟遅神
      少彦名神
      天照坐皇大神
      豊受姫大神
      天満大神(菅原道真公)
      倉稲魂神
例祭日 9月敬老の日

テーマ : 札幌/北海道の地域ネタ
ジャンル : 地域情報

     

また転職

今年の4月から転職したのだが、今また転職して違う職場で働いている。
今までいた業界からは完全に足を洗い、まったくの異業種に転職した。
働きはじめてからまだそんなに経ってないので、まだ生活のリズムがつかめてなく、なかなか本を読む時間がない。
それよりもブックオフに行くヒマがないのが困る。

もういいトシなので、転職はこれで最後にしたいものだが・・・
一応念のため今回の転職はごく一部の知人にしか報告していない(笑)
試用期間が過ぎるまではあまり触れ回らないようにしようと思っている。

テーマ : 日記
ジャンル : 日記

     

開田碑

この碑のある所一帯は、白石村水田発祥の地なのだそうだ。
開田碑

札幌市白石区中央3条5丁目 白生公園内

テーマ : 札幌/北海道の地域ネタ
ジャンル : 地域情報

     

2009年9月購入文庫本

9/11(金)
小林信彦 『神野推理氏の華麗な冒険』(新潮文庫)
ロバート・アスプリン 『銀河おさわがせパラダイス』(ハヤカワ文庫)


計2冊

いろいろ忙しかったので古本屋に行くヒマがなかった。
もしかしたら10月は1冊も買えないかも。

テーマ : 本に関すること
ジャンル : 本・雑誌

プロフィール

筒涸屋

Author:筒涸屋
札幌市出身・在住
戌年 射手座 B型 
右投右打 右四つ
好きな言葉:小春日和
2008.3.6開設

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