2009年9月読了本

9月に読み終えた本は以下の通り。
わりとバラエティに富んでいる感じであると思うのだがどうだろうか。

〔文庫本〕6冊
梶尾真治 『チョコレート・パフェ浄土』(ハヤカワ文庫)
横溝正史 『仮面舞踏会』(角川文庫)
加納一朗 『甘い死のにおい』(秋元文庫)
筒井康隆 『原始人』(文春文庫)
高橋克彦 『倫敦暗殺塔』(講談社文庫)
横溝正史 『芙蓉屋敷の秘密』(角川文庫)


〔図書館本〕5冊
後藤竜二 『白赤だすき小○の旗風』(新日本出版社)
島田裕巳 『無宗教こそ日本人の宗教である』(角川oneテーマ21)
和田竜 『のぼうの城』(小学館)
竹内明 『ドキュメント秘匿捜査』(講談社)
青井夏海 『せせらぎの迷宮』(ハルキ文庫)
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テーマ : 本読みの記録
ジャンル : 本・雑誌

青井夏海 『せせらぎの迷宮』

青井夏海著 『せせらぎの迷宮』(ハルキ文庫/2008年刊) を読む。
せせらぎの迷宮
大学図書館司書の斉藤史は、小学校の同級生の大村生夫に呼び出され、20年ぶりに再会することになった。
担任だった杉本先生が定年を迎えるにあたり、かつて杉本先生の受け持ちクラスで作成した全ての文集を揃えて送ろうという企画が持ち上がったのだ。
だが、史のクラスの文集が探しても見当たらない。途方にくれ、かつてのクラスメイトたちに連絡を取り始めるが、文集の存在は彼女たちの記憶からも消えていた――
当時の思い出と記憶をたどり、史は消えてしまった文集の謎を追うが・・・


著者の作品を読むのは初めて。
ミステリーと銘打っているが、何かのトリックとかがあるわけではなく、正確には“小学生の頃の思い出を振り返る物語”。
主人公が女子なので、クラスにおける女子グループの人間関係がテーマの物語で、とても面白かった。男子女子関係なく、読んだ人はほぼ全員、自分の小学生時代のことを思い出してしまうと思うよ。この作品と似たようなグループ関係の読者もきっといるだろうねえ。
出てくる女子はいろいろなタイプの人がいて、こういう感じの子いたなあとか、自分の記憶を動員して読み進めてしまった。ただ確実に女性の方が楽しめる(あるいは当時を思い出し腹が立つ)作品であること請け合い。

オレも久しぶりに小学校の時の記憶を甦らせたりしたのだが、あるエピソードの記憶が何年生の時のことだったか混乱したりした。しかも思い出せる記憶が以前より数少ない。確実に老化の影が忍び寄ってきている・・・
(2009.9.29読了)

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テーマ : 推理小説・ミステリー
ジャンル : 本・雑誌

竹内明 『ドキュメント秘匿捜査』

竹内明著 『ドキュメント秘匿捜査 警視庁公安部スパイハンターの344日』(講談社/2009年刊) を読む。
ドキュメント秘匿捜査
警視庁公安部に「ウラ」と呼ばれる男たちがいる――
ロシア情報機関員にハメられ、搦めとられたエリート自衛官。
追尾から逮捕まで、1年間追い続けた捜査の全貌を明らかにする戦慄のノンフィクション。
この国にはわれわれの知らない「深い闇」がある!


ロシア情報部対公安の息詰まる闘いを描くノンフィクション。
これを読むと、日本の妨諜技術のレベルの高さはよく分かる。
だが防御ばかりで、攻めの方の機関が無いので、やっぱり世界の国からはスパイ天国だと思われているようだ。
日本も本気でインテリジェンス機関を作り育てないと、政治外交だけではどうしようもないのではなかろうか。
日本には乱波・素波からの、高度なレベルの諜報の歴史があるわけだから、本腰入れたらあっという間に世界でもトップクラスの諜報機関が作れるはずなのだが。

日本単独での利益を追求するのではなく、本気で世界平和に取り組んでいこうとするなら、なおさらこういう機関が必要なはずなんだけどね。
(2009.9.25読了)

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横溝正史 『芙蓉屋敷の秘密』

横溝正史著 『芙蓉屋敷の秘密』(角川文庫/1978年刊) を読む。
芙蓉屋敷の秘密
夜目にも鮮やかに咲き誇る白い芙蓉の花に包まれた石畳を踏みしめながら、巡査は玄関へ入った。人の気配はない。暗がりの中をマッチの明かりで探りつつ、巡査は問題の部屋にたどり着いた。
手探りでスイッチを押すと、バラ色の光が部屋いっぱいにあふれる。だが次の瞬間、彼は殴られたような驚愕に打たれた。
敷き詰められた派手な模様の絨毯の上に、体をくの字に折り曲げ、胸から鮮血をしたたらせた女の変死体が・・・
表題作含め、全8篇収録。


『芙蓉屋敷の秘密』(初出:昭和5年5月~8月 新青年)
素人探偵・都築欣哉と、小説家・那珂省造が、ホームズ&ワトスンよろしく殺人事件に挑む。
「しばらく待ってくれたまえ。ぼくは自分の眼で見とどけたことでないといいたくないんだ」みたいに、ホームズが言いそうなセリフをちりばめて、スイスイと事件を解決。
モダンな味わいな探偵小説。

『富籤紳士』(初出:昭和2年3月 朝日)
自堕落な生活をしている青年が、結婚相談所のおかみにそそのかされ、富籤結婚というのをさせられる。富籤を買うのは、なるべく縁遠そうな女。こういうナンセンスな感じ、いいなあ。

『生首事件』(初出:昭和3年5月 講談雑誌)
女の生首が小包で配達される。当然○○トリックの話なのだが、ずいぶん以前から首切りの話書くの好きだったのだねえ。
(2009.9.24読了)

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高橋克彦 『倫敦暗殺塔』

高橋克彦著 『倫敦暗殺塔』(講談社文庫/1988年刊) を読む。
倫敦暗殺塔
明治18年のロンドンは日本ブーム。市民生活をナマで見せる日本人村が好評を博す。
一方、国際的信用を得るのにあと一歩の明治政府では、井上馨、伊藤博文、山縣有朋らが何やら密謀を。そこへロンドンで日本人への殺人が起きた。
政府と日本人村にどんな接点があるのか?絶妙で壮大な構成の歴史ミステリー。


明治18年(1885)1月10日~5月1日まで、ロンドンにて「日本風俗博覧会」という催しがあったそうだ。本書はそれを題材にして、博覧会会場の日本人村を舞台に起こる連続殺人事件に、明治政府の世界に仕掛けたトリックを絡め、魅力的なミステリーに仕上がっている。
さらに暗号トリックあり、戊辰戦争の因縁ありと、非常に盛りだくさん。これは脱稿するまで長時間かかっただろうなあ。
歴史上の実在の人物を動かす手腕も見事で、山田風太郎の明治物からかなり学んだのではないかなと思わせる。
井上馨が、「天下などは預かっているだけのものだ」、それは大久保からであったり、高杉や久坂、松陰からであった・・・という部分、実に印象的だなあ。
ポーツマスで医者をしている時代のドイルも登場。ドイルに“バリツ”と言わせるところなど、ミステリファンが喜ぶ演出である。
(2009.9.21読了)

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和田竜 『のぼうの城』

和田竜著 『のぼうの城』(小学館/2007年刊) を読む。
のぼうの城
天下統一を目指す秀吉の軍勢が唯一落とせない城があった―― 武州・忍城。
周囲を湖で囲まれ、「浮城」と呼ばれていた。
城主・成田長親は、領民から「のぼう様」と呼ばれ泰然としている男。
智も仁も勇もないが、誰にも及ばぬ「人気」があった・・・


主人公であるのぼう様よりも、家老の正木丹波守、柴崎和泉守、酒巻靭負のほうが魅力的だ。
緒戦での戦ぶりもそれぞれの性格が出ていて、なおかつ勝ってしまうというところも読んでいて心地よい。
のぼう様のキャラ造形は、まあ面白くはあるのだが、どうも感情移入のしづらい人物である。
戦の場面はなかなか迫力があり、かっこよく描けていたと思う。
篭城戦の物語ってあまり読む機会がないので印象には残るよね。
秀吉方の登場人物では、石田三成、大谷吉継はいつものイメージ通りな感じであったが、長束正家はなんだか異常に性格の悪い人物として描かれていたなあ。
(2009.9.20読了)

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テーマ : 歴史・時代小説
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星置神社

けっこう急な階段を登ったところにある星置神社
階段

鳥居・社号碑


境内の敷地はあまり広くはない
境内2 境内


社殿様式は神明造
社殿


狛犬。逆光だわ大きさ違うく撮れちゃってるわで大失敗。
狛犬1 狛犬2


御造営記念碑。星置開村90周年記念の建立。
御造営記念碑


開基百年碑
開基百年碑


開村記念碑。星置地区は明治17年に開拓の鍬が入った。
開村記念碑


弘法大師堂
弘法大師堂


この神社は小高い所に鎮座している。境内から日本海を望む。海がよくわからないね
風景


由緒記
星置神社
札幌市手稲区星置南1丁目8-1
祭 神 天照大御神
     豊受大神
     大己貴神
例祭日 9月23日(秋分の日)

テーマ : 札幌/北海道の地域ネタ
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島田裕巳 『無宗教こそ日本人の宗教である』

島田裕巳著 『無宗教こそ日本人の宗教である』(角川oneテーマ21/2009年刊) を読む。
無宗教こそ日本人の宗教である
「無宗教こそ日本の力」宗教学の第一人者が断言する!
▼成田山新勝寺は世界最大の聖地?
▼日本人は多神教ではない
▼イスラム教の在り方は神道に最も近い
▼仏教とキリスト教カトリックにしかない「出家」
▼無宗教が世界のスタンダードとなる日
など、日本人の宗教に対するスタンスについて大いに語る。


日本人が自分のことを無宗教だと言う時、自嘲の意味が込められているというのは納得できる。本書に書いてある通り、日本人は無節操だもんね。神道、仏教、キリスト教がごた混ぜになって生活に入り込んでいる。
オレ自身について言うと、このブログ見てくれてる人はご存知のように、神社が好きでよく行ってるし、お通夜で坊主の説教聴くのは楽しいし、お盆か彼岸には墓参り行くし、自分が通ってた幼稚園はプロテスタントの教会の経営だったし、新約聖書持ってるしで、いろんな宗教との関わりをもっている。でも特定の宗教の信者だったことは一度もない。

著者によると、無宗教は宗教の自由を確保し、宗教についてのあらゆる可能性を排除しないので、結果的に世界を救う方向に向かうと言う。
そして日本人は無宗教であることに強い誇りを感じてよいと語っているが、オレとしては特別無宗教であることを誇らずとも、いろんな宗教の行事をつまみ食いして楽しめればそれでいいんじゃないかと思う。初詣に行ったり、お祭りで焼きそば食ったり、仏像眺めたり、クリスマスプレゼントあげたりもらったり。
(2009.9.15読了)

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テーマ : ノンフィクション
ジャンル : 本・雑誌

筒井康隆 『原始人』

筒井康隆著 『原始人』(文春文庫/1990年刊) を読む。
原始人
男は“獣欲”を満たすために棍棒をふるって女を犯し、“食欲”を満たすために男の食物を強奪して殺す・・・
“弱肉強食”時代の人類の始祖・原始人の欲望むき出しの日常を描いた表題作はじめ、元気の出る短篇作品集。全13篇収録。


『原始人』
原始人の生態を通して、現代社会を風刺する作品・・・ではあるのだが、そんな評論家的に考えずとも、単純に読んで面白い。腹が減ったら食い、眠くなったら寝て、欲情すれば男女問わず犯す。う~ん、なんてシンプルなライフスタイル(笑)

『おれは裸だ』
ラブホでの情事中に、火事になって逃げ出したはいいものの、裸で街中をうろつくハメになった男の話。パンツ一丁で下痢になって、あちこち逃げ隠れするうちにパンツも失ってしまい、全裸になってしまうのだが、ひと目につかぬように逃げ回るサスペンス感がよい。主人公に移入してハラハラしてしまった。街中でウ○コもらす人の話というのは、とても客観的には読んでられないのだ。(経験者です)

『屋根』
屋根づたいに病気の女の家を訪問しようとする人の話。屋根の形状や名称などが、細かく紹介されていて、屋根ごとの登り方、歩き方などがこと細かく紹介されているだけの作品。ちっともタメにならないことを詳しく解説してくれる小説である。こういうのが本当のナンセンスであるのだろうか。オレ的には地味に面白かった。
(2009.9.14読了)

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テーマ : SF小説
ジャンル : 本・雑誌

加納一朗 『あまい死のにおい』

加納一朗著 『あまい死のにおい』(秋元文庫/1976年刊) を読む。
あまい死のにおい
則子の婚約者・高木は結婚するのは1年9ヶ月後にしてくれと言い、その理由を決して言おうとしない。則子の親が興信所に調査を依頼したところ、高木には重大な秘密があった・・・(あまい死のにおい)
短篇推理小説5篇に、犯人当て推理パズル3篇収録。


加納一朗氏の推理ジュブナイル傑作選。
『あまい死のにおい』
実は犯罪を犯していないのに、傷害事件の犯人と思い込んでいる男が巻き起こす騒動。人騒がせな話であった。

『沈んだ記憶』
ひき逃げ車のナンバーを思い出すために催眠術で記憶を呼び戻す。推理小説というよりもSFだね、こりゃ。

『白い墓場』
ボストンバッグをすりかえられた女子高生。中にはヘロインがはいっていた。兄とともに犯人のアジトまで潜入するという、かなり強引な物語。こんなことしたら警察におこられるよなあ。

『ペンフレンドを捜せ』
文通している男に初めて会ったとき、その男から金の無心をされる女。典型的な、詐欺の被害にあうタイプ(笑) どうして詐欺にあいやすい人って小金を貯めているのだろう。

『雪の誕生日』
恋する二人は、実はおじと姪の間柄だった。犯人当て小説ではなく、運命に翻弄される男女のおはなし。



全体的に消化不良の感は否めない作品集であったなあ・・・
(2009.9.11読了)

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テーマ : 推理小説・ミステリー
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横溝正史 『仮面舞踏会』

横溝正史著 『仮面舞踏会』(角川文庫/1976年刊) を読む。
仮面舞踏会
夏の軽井沢で起こった殺人事件。被害者は画家の槇恭吾で、有名な映画女優鳳千代子の三番目の夫である。死因は青酸中毒だった。
華麗なスキャンダルをまき散らす鳳千代子は五番目の恋人、大財閥の飛鳥忠熈の別荘でこの事件を知り愕然とした。過去二年間、毎年一人彼女の夫だった男が謎の死を遂げていたからだ。
たまたま知人の招待で軽井沢に来ていた金田一耕助は、早速事件解決に乗り出してゆく・・・


物語の最初から、解決直前まで、張り巡らせる伏線につぐ伏線。細かい伏線まで、最後にはきちんと処理しているのは、さすが横溝正史であると思った。
この作品では、金田一さんが事件に関わってから、新たに殺人が起きなかったのでほっとした(笑)
主要な登場人物の中から犯人を捜せばよいので、けっこう分かりやすくはあったけど、途中に挟み込まれる色々なエピソードが楽しく、けっこうな長篇のわりには読み飽きない。

犯人が分かる場面、金田一さんが関係者を一同に集めて・・・というのではなく、なんとなく皆が「あいつが」と分かってしまう。金田一さんにもっと見せ場を作ってあげればいいのにね。
そういや、興奮してどもってる場面はあったけど、フケを飛び散らす場面が無かったなあ。
(2009.9.9読了)

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後藤竜二 『白赤だすき小○の旗風』

後藤竜二著 『幕末・南部藩大一揆 白赤だすき小○の旗風』(新日本出版社/2008年刊) を読む。
小○の旗風
「非道は上より下り、正法は下にとどまる」
百姓は天下の民なり―― 一揆の土台を固める風花組の若者たち。小○(困る)の旗を掲げ、636ヶ村が一斉に蜂起した!
領主を相手に一歩もひかず、要求をすべて勝ち取った幕末・南部藩の大一揆をダイナミックに描く!


この作品、もともと1976年に講談社から刊行されて、第17回日本児童文学者協会賞をもらっている。
恥ずかしながらオレは知らなかったのだが、児童文学の巨匠なんだね。TVドラマや映画になった作品もあるとのこと。
今回読んだ『白赤だすき小○の旗風』は、まあ一応児童向けでもあるようだが(漢字で表現してもいい言葉が多くひらがなで表記されてる)、大人向けでもいい内容だ。
っていうか、オレが小学生だったら途中で挫折してたと思う。長篇だし、中身濃いし。

百姓一揆の準備のため、風花組というのが組織されているが、CIAばりのディスインフォメーション作戦を展開したり、いろいろ諜報活動をおこなうのが痛快だ。
クライマックスの一揆の盛り上がりぶりや、物語のポイントごとに登場する盲目の女芸人・無一弁天の印象的な描写もよい。

ただ、途中で中だるみしてしまうのがもどかしい。
前半の、万吉という青年の青春ストーリーに感情移入して読んでるだけに、中だるみの部分をもうちょっとまとめてもらいたかった。
(2009.9.8読了)

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梶尾真治 『チョコレート・パフェ浄土』

梶尾真治著 『チョコレート・パフェ浄土』(ハヤカワ文庫/1988年刊) を読む。
チョコレート・パフェ浄土
ある日、ふと口にした子供の残りもののチョコレート・パフェ。
その味は、中年男の心をとらえ、恥ずかしさをかえりみさせず、喫茶店へと走らせる。
だが、そのチョコレート・パフェのために、男はとんでもない運命に・・・
表題作含め、全10篇収録の短篇集。


『“希望基地”にて――』
観光地化された金星開拓の基地を訪れた、水星開拓者の心の葛藤を描く。
・・・と書くとハードな感じだが、けっこうさらっとしたストーリー。
人類の宇宙進出への、夢も疑問も提示されていて、味わい深い作品。

『チョコレート・パフェ浄土』
パフェを注文するオッサンを小馬鹿にする喫茶店従業員に憤りを感じずにはいられない。
だって、この主人公のオッサン、今のオレと同じ年齢なんだもん。

『魔窟萬寿荘』
プルトニウムによる突然変異でモンスター化したミズムシ菌との闘い。
ドタバタSFで面白いのであるが、結末がシリアスなのがちょっと不満。
ばかばかしい話は、ばかばかしく終わってくれないと、気分がスッキリしない。
(2009.9.1読了)

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テーマ : SF小説
ジャンル : 本・雑誌

2009年8月購入文庫本

8/4(火)
横溝正史 『三人色若衆 人形佐七捕物帳全集八』(春陽文庫)
山本一力 『あかね空』(文春文庫)


8/24(月)
横溝正史 『支那扇の女』(角川文庫)
田中啓文 『十兵衛錆刃剣 DANCING in the SHADOW』(集英社スーパーファンタジー文庫)
高野秀行 『幻獣ムベンベを追え』(集英社文庫)


8/29(土)
アガサ・クリスチィ 『エンドハウスの怪事件』(創元推理文庫)
森下一仁 『天国の切符』(新潮文庫)


計7冊

人形佐七捕物帳全集はあと1冊でコンプリート。
8月はけっこう買ったほうであるなあ。

テーマ : 本に関すること
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筒涸屋

Author:筒涸屋
札幌市出身・在住
戌年 射手座 B型 
右投右打 右四つ
好きな言葉:小春日和
2008.3.6開設

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