2009年1月読了本

1月に読み終えた本のまとめ

〔文庫本〕5冊
色川武大 『狂人日記』(福武文庫)
横溝正史 『真説 金田一耕助』(角川文庫)
シューヴァル/ヴァールー 『唾棄すべき男』(角川文庫)
光瀬龍 『その花を見るな!』(秋元文庫)
横溝正史 『死神の矢』(角川文庫)


〔図書館本〕3冊
川端裕人 『エピデミック』(角川書店)
八代嘉美 『iPS細胞』(平凡社新書)
関裕二 『聖徳太子はだれに殺されたのか』(ポプラ社)


文庫本はやはり以前に比べて読む時間が減ったので読了本も少ない。
朝の電車で読むことが出来ないのが辛いところ。
図書館本は『エピデミック』が読むのにえらい時間がかかったのでこちらも少なかった。
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テーマ : 本読みの記録
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八代嘉美 『iPS細胞』

八代嘉美著 『iPS細胞 世紀の発見が医療を変える』(平凡社新書/2008年刊) を読む。
iPS細胞
具合の悪いところは新しい臓器に替える――
そんな夢物語が、実現に向け進んでいる。
それを可能にしてくれるのが“iPS細胞”なのだ。
60兆もの細胞を持つわたしたちのからだも、もとはたった一つの受精卵から始まっている。
iPS細胞の研究は、その仕組みを解くことだった――


iPS細胞の誕生というのはたいへん画期的なことのようだ。
オレにはいまのところ、あまりピンときていないのであるが・・・
さらに研究が進んで、もっと身近に感じられるようにならないと興味が湧かないのかもしれない。

脳の老化が最近進んでいるようで、新しい知識が頭に入ってこない。
この本の著者はかなり平易な文章で書いてくれているのだと思うが、ちっとも理解できなかった。
オッサン化まっしぐらな自分を自覚してしまう今日このごろ・・・
(2009.1.27読了)

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テーマ : ノンフィクション
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横溝正史 『死神の矢』

横溝正史著 『死神の矢』(角川文庫/1976年刊) を読む。
死神の矢
弓の収集家として名高い考古学者の古館博士が開催した粋狂な弓勢くらべ。
博士の愛娘早苗の婿選びが目的のこの競技で、三人の候補者のうち一人がみごと金的を射止めた。
だがその直後、競技に参加したうちの一人が殺害される事件が起きた!
伝奇ロマンの世界に構築された鮮やかなトリックと謎解きの本格推理。
ほか、短篇『蝙蝠と蛞蝓』を収録。


『死神の矢』
この作品の原型は、光文社文庫から出てた『金田一耕助の新冒険』で読んだような覚えが。
何年も前に読んだものなので、細部はほとんど忘れているが、男が順番に殺される内容だったことは覚えてる。
長篇化にあたって、登場人物の描写や事件のディテールなどがそれぞれ掘り下げて描かれていて、作品の奥行きが広がっているのだろうと思われる。
それと多分、短篇の時には登場していない人物を出して、事件をより複雑化しているのだろうと思う。
真犯人に焦点が絞られるまで、方向性が二転三転するよう巧みに物語を誘導する手腕はいつもながら上手いよね。
金田一さんはどの時点で事件の真相を見破っているのだろうね。今回の事件については、第一の殺人のときに犯人のあたりをつけているような気がするのだがどうだろうか。

『蝙蝠と蛞蝓』
好短篇!
容疑者にされる男の一人称で書かれているという珍しい体裁で、導入部から解決まで一気に読ませる。
ほんとに短い作品なのだが、気の利いたトリックも使用し、金田一さんの爽やかさも際立っている。
オレが短篇好きなせいもあるが本当に楽しめる作品だ。
作中、容疑者となる男が小説を書くのだが、思いついたタイトルが「蝙蝠男」とか「人間蝙蝠」。
思いついた後で、“こんな題をつけると江戸川乱歩の真似だと嗤われる”と気にしているのが妙に可笑しかった。
(2009.1.26読了)

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川端裕人 『エピデミック』

川端裕人著 『エピデミック』(角川書店/2007年刊) を読む。
エピデミック
東京近郊、農業と漁業の町、崎浜。
二月に花の咲きほこる常春の集落で、重症化するインフルエンザ患者が続出?
現場入りした国立集団感染予防管理センター実地疫学隊(フィールドエピデミオロジーチーム)隊員・島袋ケイトは、ただならぬ気配を感じていた。
果たしてこれはインフルエンザなのか?ケイトは、総合病院の高柳医師、保健所所員の小堺らと、症例の多発地区に向かう。
重症患者が爆発的に増え、死者が出はじめても、特定されない感染源。恐怖に陥った人々は、住民を感染地区に閉じこめ、封鎖をはじめた。ケイトは未曾有の災厄を封じこめるため、集団感染のただ中に飛び込んだ・・・


う~ん、長い物語だった。途中何回か挫折しかけた。
正体不明の感染症の原因を突き止めるべく行動する人々の活躍ぶりは偉いと思うし、作中に描かれているように、フィールド疫学というのは地味な活動ながら本当に大切なことと思う。
感染した患者を、死から助けるべく働く医師や看護士の姿もよく描かれている。
感染症騒ぎでパニックになる町の様子(大都市ではないのでそれほどではないが)も丁寧に描写されている気がする。

しかし、

感染源の発見が遅すぎる。
作中の疫学隊のメンバーは皆切れ者で、いろいろな説を検討したりしてるのに、感染源であったものに対しては最後まで注意をはらっていない。
そういう意味では残念な作品であるなあ。

謎の宗教団体的なエピソードも、結局いらなかったと思うよ。


この感染症が全国的なニュースになり、放送各局で同じような特番を放送している時、たった一局だけ、アニメ番組を流しているという描写が。
テレ東はやっぱ小説世界の中でもテレ東なのだね(笑)
(2009.1.20読了)

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光瀬龍 『その花を見るな!』

光瀬龍著 『その花を見るな!』(秋元文庫/1975年刊) を読む。
その花を見るな!
中学二年生の井上鉄は、ある日突然自分の住んでいる世界とは違う世界に入ってしまった。
その世界で自分と同じような目にあっている少女白戸依と、少年赤川次郎と知り合った。
なんとかしてその世界から脱出しようとする三人に、予想もつかぬ出来事が!


中学生がいきなりパラレルワールドに飛ばされてしまう、古きよき時代のジュヴナイル。
いつも思うが、こういう物語の主役ってしっかりしすぎ。
次々訪れるピンチをはねのけてしまう。うらやましい。
相手役(?)の女子は必ず美しいし、うらやましい。

なおこの作品、NHKで「その町を消せ」というタイトルでドラマ化されている。
(2009.1.17読了)

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マイ・シューヴァル/ペール・ヴァールー 『唾棄すべき男』

マイ・シューヴァル/ペール・ヴァールー著 高見浩訳 『唾棄すべき男』(角川文庫/1982年刊)【THE ABOMINABLE MAN:1971】 を読む。
唾棄すべき男
午前2時、静まりかえった病院の一室で銃剣の刃が光った。
患者は喉笛を掻き切られ、悲鳴をあげる間もなく事切れた。
それから50分後、マルティン・ベックは凄惨な現場に立っていた。
血の海に、頸部、顔面、腹部を切り裂かれて横たわる死体。
被害者は、現職の警察官、ニーマン主任警部だったのだ!
ベックの捜査の前にニーマンの意外な一面が明らかに。
事件を解く鍵は、残虐をきわめた殺しの手口にあった――


被害者のニーマンは、まれに見る最悪な暴力刑事だった。殺されても同情心の起こらないキャラクターである。
解説によると、このキャラは職務では超暴力刑事で、家庭ではよき夫であり、よき父であるように書いているが、作品意図としては伝わるのだが、作中の描写では描かれかたがちょっと弱い。
よき夫というより、家庭では仮面を被って生活しているような印象を受ける。
オレもそうだったが、読者の多くは犯人に肩入れすると思う。

この作品ではベックが胸に銃弾を受けるのと、ダメダメ警官コンビのクリスチャンソン&クヴァントも銃撃され、クヴァントが殉職するのが衝撃的。
なによりベックは至近距離からまともに撃たれて(防弾チョッキを着てる描写はなかったようだが)なおかつ生きてるのがすごい。『麻薬密売人』の時のキャレラのパロディか?(笑)

ニーマン主任警部の異名が“セフレからきた唾棄すべき男”。
セフレって地名があるとはさすがはスウェーデンですなあ(笑)
(2009.1.15読了)

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テーマ : 推理小説・ミステリー
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札幌市道路元標

札幌市道路元標
旧北海道庁正門前にひそかに建っている道路元標。
目の前の赤れんが庁舎に目を奪われがちなので、この道路元標の存在感はほとんどない。

道路元標とは、大正8年制定、9年施行の道路法に基づき全国で建てられたそうだ。
札幌市道路元標は、北海道および札幌市の道路の起終点として昭和3年に初めて設置されたそうである。
現在設置されているものは昭和57年に再建されたものである。

旧道庁に観光に来た折など、ついでに見てってね。

札幌市道路元標
札幌市中央区北3条西5丁目

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信濃神社

明治14年長野県上諏訪より開拓者が厚別中央、西部、川下に入植。
明治15年諏訪大社より御分霊を奉戴。
明治30年、御社が創建され、信濃神社と命名。
昭和53年9月、現御社殿が竣工。
旧社殿は教化育成などに役立つ事を念願し、北海道開拓の村に保存されている。
鳥居1

昭和19年単立社旭町神社の御祭神が、地域の氏子達の依頼により、信濃神社に合祀せられた。又、御鎮座90年の佳節の記念として昭和63年5月氏子30名と共に、長野県諏訪大社より、御祭神、建御名方富命の妃神、八坂刀売命の御分霊を奉戴し、夫婦神共々に仰ぎ奉り、殖産の道に、氏子繁栄に、心のよるべとしてお祀りした。
鳥居2



社殿はかなり立派。氏子さん達、力ある~。
090111_1415~0001

090111_1409~0001


左側の狛犬、仔犬を踏んづけてます
狛犬2 狛犬1


境内に鎮座する牛頭天王社。
もともと別の所で祀っていたのを、昭和57年に移してきたとのこと。
牛頭天王社


この神社には碑が多い。一部を紹介。
まずは厚別開基百年之碑と、信濃神社百年記念碑。
厚別開基100年之碑 信濃神社100年記念碑

続いて馬頭碑および忠魂碑。
馬頭碑 忠魂碑


この神社、参道が広くて気持ちよい。
参道


由緒記

信濃神社
札幌市厚別区厚別中央4条3丁目
祭 神 建御名方富命
     八坂刀売命
     上毛野君田道命
例祭日 9月15日

テーマ : 札幌/北海道の地域ネタ
ジャンル : 地域情報

横溝正史 『真説 金田一耕助』

横溝正史著 『真説 金田一耕助』(角川文庫/1979年刊) を読む。
真説 金田一耕助
猛烈な横溝ブームのさなか、その熱気にとまどいながらも淡々と日々をすごす著者の心情を吐露した好エッセイ集。

1976年9月~1977年8月まで毎日新聞に連載されたエッセイ。
1976年といえば、まさに角川映画第1作『犬神家の一族』が封切られた年で、この後数年間大いに金田一さんが流行ったよね。
その前の約10年間、“忘れられた存在”だった横溝が、突然のブームで忙しくなりとまどっている様子が、文章のはしばしに表れている。
『本陣殺人事件』『獄門島』『八つ墓村』『蝶々殺人事件』の執筆由来が紹介されていて、ファンには嬉しいかぎり。
作風に影響を受けたとされるカーについてや、クリスティなどの海外作家のことも書かれていて、なかなか楽しいエッセイであった。
(2009.1.7読了)

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テーマ : エッセイ/随筆
ジャンル : 本・雑誌

色川武大 『狂人日記』

色川武大著 『狂人日記』(福武文庫/1993年刊) を読む。
狂人日記
狂人と健常者の狭間に身を置き、他者を求めながらも得られずに自ら死を選ぶ男の狂気を内面から描き、現代人の意識に通底する絶対的な孤絶を表出。
読売文学賞を受賞した純文学長篇。


純文学作品は苦手なオレであるが、著者が文体に慣れている色川氏なので、比較的スラスラ読めた。
物語の前半は、入院先での日常、診察、過去のエピソード、そして幻覚・幻聴についての記述が淡々と続く。
子供の頃の、カードを作っての一人遊びのエピソードなど、氏のエッセイで読んだことのある事実がかなり作品に反映されている。
とすれば、幻覚や幻聴についての記述も多く自身の経験が記されているのだろう。
こんなにひんぱんに幻覚が現れては、ほんと疲れるだろうなあ。
後半戦は、一緒に暮らし始めた女性との生活の記述。
心の揺れが、読んでるこちらをも疲れさせる。

主人公の心情について、共感する文章がわりかしあった。どんな文かは・・・性格分析されてしまいそうなので書かない(笑)
共感できる文章を読むたびオレまでシンドくなってくる。
エンターテインメント作品と違い、読むとシンドくなってしまうので純文学は苦手なのだ。
(2009.1.6読了)

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テーマ : 読んだ本
ジャンル : 本・雑誌

2008年パチンコ戦績

2008年はGW明けから年末まで稼動しなかったので何とかトータルで勝ちを確保。
2009年は、とりあえずエヴァの新作が2月に出るみたいなので、春の間は出動予定。

1月   16,800
2月   11,700 
3月   69,000
4月   12,100
5月   14,600
12月  31,100

合計  78,700勝ち


ちなみに勝敗は21勝22敗 勝率.488

出ない日はアツくならずに、スパッと損切りしたのがトータルでの勝ちにつながったようだ。
損切りできるようになったとは我ながら成長したものである。

テーマ : パチンコ
ジャンル : ギャンブル

初詣のこと

今日で正月休みも終わり。
一週間も休みあったのにあまり“休んだな~”という実感なし。
ひとさまのブログに訪問しまくって過ごす。
改めて、ひとのブログ読むのが面白いと感じる。
特に日常の日記が面白いねえ。日本全国いろんな日常生活が垣間見れて興味深い。

自分も更新しなければと思うも、休み中本を読んでいないので読書感想文書けず。
なので、元旦に行った初詣で引いたおみくじの報告を。


【第四十番 吉】

立ちよれば そでになびきて 白萩の
          花のかゆらぐ 月の下かげ



時期を考えてはやくあらため進むがよい
人と人とたがいに力あわせてすればよきときあり
けれどわるいことと知りつつ進めばわるし注意せよ



今年は改め進む予定があるので、それを後押ししてくれているようで心強い。
今年は去年とはかなり違う一年になりそうな気がするなあ。


テーマ : 雑記
ジャンル : 本・雑誌

文庫本備忘録2009.1.1

あけましておめでとうございます。
自前のブログを開設して初めての正月でござります。
旧年中当ブログを見に来てくれた皆様ありがとうございます。
今年もとりとめの無い読書感想文を書き綴っていきますが、よろしくご訪問くださいませ。

2008年読了の文庫本~80冊
2009.1.1現在未読本~300冊


2008年は普段の年より読了本が少なかった。通勤の交通機関が地下鉄からJRに変わったことがけっこう大きかった気が。
あと、仕事の疲れで読書の時間が取れない日々もあったしね。
今年も多分仕事関係でいろいろありそうで落ち着かないと思われ、もしかしたら去年よりも読書量落ちちゃうかも。

テーマ : 本に関すること
ジャンル : 本・雑誌

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筒涸屋

Author:筒涸屋
札幌市出身・在住
戌年 射手座 B型 
右投右打 右四つ
好きな言葉:小春日和
2008.3.6開設

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