立川談志 『人生、成り行き 談志一代記』

立川談志著 聞き手吉川潮 『人生、成り行き 談志一代記』(新潮社/2008年刊) を読む。
人生、成り行き
「百年に一人」と賞される現代落語界の至宝、立川談志はその挿話と騒動の多彩さもまた国宝級。
戦時中の少年時代から、真打昇進をめぐるごたごた、鳴り物入りの政界進出、落語協会脱退と立川流創設の裏話、そして芸談と私生活まで ―


家元もそろそろ芸人として総決算を迎えようとしているのだろうねえ。<老い>というのをかなり自覚してる様子。頭のはっきりしているうちに、こういう本をもう何冊か出してほしいね。
面白く読んだのは選挙~政治家の時の部分。さすが芸人の選挙運動、お祭り騒ぎだね。応援演説の話とかとっても面白かった。
落語協会の分裂騒動の話は、今まで他の人が書いてた本の内容とは違う印象を持った。
芸についても語っているが、半可通な落語ファンのオレにはあまり理解できなかったけれども、いい時期の高座のものがDVDで出てるそうなので観てみたい。

全体を通して感じるのは、かなり冷静に自己分析してるところかな。ひけらかすわけでも卑下するでもなしに、自分や師匠や落語について語っている。弟子のことについてはちょっと自慢してるっぽいが(笑)。生で家元の高座観たいけど、家元が死ぬ前にはたして観る機会があるだろうか。
(2008.8.26読了)

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アラン・ワイズマン 『人類が消えた世界』

アラン・ワイズマン著 鬼澤忍訳 『人類が消えた世界』(早川書房/2008年刊)【THE WORLD WITHOUT US:2007】 を読む。
人類が消えた世界
いま人類が忽然と姿を消したら、世界各地ではいったい何が起こるのか。
住人を失った家は、その時点から腐り始め、100年後には煙突のレンガなどを除く屋根や壁のほとんどは崩れ落ちるだろう。
人間が残したいと願う文化的生産物は、ほとんどが数万年のうちに跡形もなく消え去るが、プラスチック粒子、放射性物質などはその後も地球の生態に大きな影響を及ぼし続ける。また、電波は宇宙空間を永遠にさまよい続ける。
ニュウーヨークからパナマ運河、朝鮮半島まで世界中をフィールドに、最新の科学的知見にもとづき、人間を多角的に見つめ直して描く未来予測。


世界中を取材し、様々な観点から人類が消えた後の地球の姿を紹介してくれる本書。読み終えるのに日にちかかった。
これを読むと、まあたいがいの自然は回復するのだろうと思った。でもやはり放射能というのは重大な問題であるんだねえ。
プラスチックもたいへんなことになっているようだ。世界中のプラスチックゴミが海流に乗って集まっている海域がいくつもあり、すごい量の漂流物になっているというのは、想像するだけでも気持ち悪い。が、現実のことなんだねえ。

いろんな話題を細かく取材してくれているのはありがたいのだが、どうも文章が読み難かった。文を飾り過ぎてクドイ感じ。もっと端的に書いてくれよと思うことがしばしば。それが読むのに日にちがかかった理由。
(2008.8.24読了)

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半村良 『回転扉』

半村良著 『回転扉』(角川文庫/1982年刊) を読む。
回転扉
35年前に死んだ父にそっくりの若い男が息子たちの前に現れた。
その男が出現して以来、息子たちの商売はとんとん拍子に繁栄していった。息子たちは男を父親のように感じ慕い始めていたが、その裏には正体不明の組織の存在が。
現代社会を変えるべく、過去からよみがえった“亡霊”を描く異色長篇。


冒頭からしばらく、銀座のクラブの話などがあり、普通の風俗小説かなと思っていると、とたんにSF世界へ突入する。
半村小説は実にここの所がいいよね。
あくまで日常生活をベースにしながら展開されるSF話。こういう展開の話って、オレが一番好きな眉村卓作品の場合、わりと地味に終結するのであるが、半村良作品の場合、壮大に展開していくことが多い。
小説作法の違いを楽しめることができて満足。
(2008.8.22読了)

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野口聡一 『宇宙においでよ!』

野口聡一著 林公代文 『宇宙においでよ!』(講談社/2008年刊) を読む。
宇宙においでよ!
宇宙での船外活動の最後に、国際宇宙ステーションのてっぺんによじ登っていった。
目の前でゆっくりと地球が回っている。まるで地球という大海原を航海する船のマストの上に、自分が立っているようだった。
今ここに立って、この風景をながめることのできる人間は、地球の中でぼくだけだ。この幸運に感謝した―
2005年に宇宙飛行を経験、2009年国際宇宙ステーションに長期滞在予定の著者が語る、宇宙一わかりやすい宇宙の本!


現役宇宙飛行士である野口さんの語る宇宙飛行体験を読むのは刺激的である。もしオレが、この本のターゲットである小学校高学年であるなら、将来宇宙飛行士になりたいと思うかも。
2005年に行った宇宙での活動の話は、ワクワク感が伝わってきて良い。一生に一度できるかどうかの経験をするのって楽しいだろうなあ。
これから日本人宇宙飛行士の人数がどんどん増えていくことを期待したいね。
(2008.8.21読了)

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エラリイ・クイーン 『二百万ドルの死者』

エラリイ・クイーン著 青田勝訳 『二百万ドルの死者』(ハヤカワ文庫/1979年刊)【DEAD MAN'S TALE:1961】 を読む。
二百万ドルの死者
ギャングの親分バーニー・ストリートが殺され、二百万ドルの遺産が残された。
当然自分の手に入ると思っていた妻のエステルは、遺言書を見て愕然とする。
遺産全てを、戦時中命を救ってくれたチェコ人ミーロ・ハーハに遺贈するというのだ。
この男はいったい何者なのか?エステルは愛人スティーヴにハーハの調査を依頼する。
チェコへ飛んだスティーヴとアンディの兄弟を待ち受けていたものは?


クイーンには珍しく非本格物。なぜこの作品を書いたのだろう?作者としては書きたい理由があって書いたのだろうが、読者としてはクイーン=本格物を期待するだけに、正直拍子抜け。
サスペンス物なら、他にもっと上手な人がたくさんいるわけで、クイーンが書いてもしようがないと思うんだけどね。実際、たいして面白くなかったし。
発表当時は冷戦の真っ最中だったから、社会主義国家の内幕を描いたというのが、かろうじてこの作品の取柄であろうか。まあ、それにしたって、アメリカ人の視点でしか描かれてないように思えるけどね。
(2008.8.19読了)

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ニール・F・カミンズ 『もしも宇宙を旅したら』

ニール・F・カミンズ著 三宅真砂子訳 『もしも宇宙を旅したら 地球に無事帰還するための手引き』(ソフトバンク クリエイティブ/2008年刊)【THE HAZARDS OF SPACE TRAVEL:A TOURIST'S GUIDE:2007】 を読む。
もしも宇宙を旅したら
現在、宇宙旅行は夢物語ではない。火星、小惑星、彗星、木星系への旅なら、今後半世紀のあいだに実現する見込みがある。
しかし、宇宙旅行には命を脅かす危険が伴う。宇宙酔いや無重力空間が及ぼす人体への影響、貴重な飲料水の確保、不眠症やメンタル・ヘルスへの対処・・・どのような危険に遭うかを予測できれば、より安全な旅行に近づくだろう。
宇宙旅行の危険性、準備すべきことをあらゆる角度から検証した、ロマンあふれる科学シミュレーション。


人間が宇宙に旅立ったとき、どのような危険が待ち構えているのかを、数々紹介している本書。
いろいろな場面・状況を想定して、どんだけ危険なのかを教えてくれるのはいいのだが、解決策についてはほとんど示してくれず、“いずれ~だろう”といった言い方しかしてくれない。
「はじめに」で著者は、“いよいよ宇宙旅行の時代がやってきた”と書いているけども、本書を読んでみると克服しなければならないことが多すぎて、宇宙旅行の時代はまだまだ先のことだと思うなあ。少なくともオレが生きてるうちは一般的なものにはなっていない気がする。
でも、「もういつ死んでもいいや」って思えるほどの人生を歩めたとしたら、死ぬつもりで宇宙旅行してみたいけどね。無理くさいけど(笑)

本書には、ベテラン宇宙飛行士マックによる宇宙航海日誌という、具体的な危険についてのショート・ストーリーが入っているのだが・・・
学者さんが素人読者に興味を持ってもらおうと頑張っている姿勢は好ましいのだが・・・
いらなかったと思うなあ・・・・・
(2008.8.15読了)

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北野勇作 『かめくん』

北野勇作著 『かめくん』(徳間デュアル文庫/2001年刊) を読む。
かめくん
かめくんは自分がほんもののカメではないことを知っている。
ほんものではないが、ほんもののカメに似ているからヒトはかめくんたちのような存在をカメと呼んでいるのだ。だからカメではなく、レプリカメと呼ばれたりもする。
かめくんは「木星戦争」に投入するために開発されたカメ型ヒューマノイドなのだ。


著者の作品を読むのは初めて。読みやすい文章でオレの好みに合っている。

ロボットが日常生活を送るエピソードを重ねていくという、まあ地味な物語であるのだが、大多数の日本人にとっては『ドラえもん』以来、伝統の(?)世界観であり、飽きのこない構造である。
このかめくん、HONDAのasimoが、しょってる四角いやつを甲羅に換えて、フェイスを表紙イラストのようにしたら出来上がるなあ。

話が進むにつれて、かめくんの素性がだんだん分かってくる展開が楽しい。
ゆるやか系な物語であるが、SFとして案外かっちりとしていて読み応えあり。
(2008.8.12読了)

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横溝正史 『悪魔の設計図』

横溝正史著 『悪魔の設計図』(角川文庫/1976年刊) を読む。
悪魔の設計図
旅芝居の役者殺しを皮切りに、たて続けに殺人が起きた。
事件解決に乗り出した名探偵由利先生と三津木俊助は、被害者が一様にある大富豪の隠し子である事実をつきとめた。だがその時、最後の遺産相続人である盲目の娘に残虐な犯人の魔の手が!
表題作ほか『石膏美人』『獣人』を収録。


由利先生ものは状況設定がかなりファンタジックな作品が多い気がする。
『悪魔の設計図』の犯行動機や、事件の核となる遺言状のことなど、この時期の横溝作品を表わすキーワード“草双紙趣味”を如何なく発揮している。
『石膏美人』は息をつかせぬスピーディな展開で面白かった。トリックをぜいたくに使っているし、謎の連続攻撃は当時(初出 昭和11年)の探偵小説の中では群を抜いていたのではないだろうか。真犯人が分かったあともう一ひねりあるところは、さすが大横溝という感じ。
『獣人』は由利先生の学生時代の活躍譚。ドイルの『這う人』の完全パクリ。解説の中島河太郎氏は、“大学者のジキルとハイドのような二重性が暴露される”と、ちょいと方向をそらした解説をしているがフォローになっているようななっていないような(笑)
(2008.8.8読了)

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五味康祐 『スポーツマン一刀斎』

五味康祐著 『スポーツマン一刀斎』(講談社文庫/1995年刊) を読む。
スポーツマン一刀斎
奈良の山奥から武者修行に出た若者が、なにげなくプロ野球場の打席に立った時から大騒動は始まった。連続ホームラン37本、目かくしでも打球はスタンドに一直線!
巨人軍に入団、とてつもない強打を連発した男こそ、一刀流始祖・伊藤景久十七代目の末裔、伊藤一刀斎敏明だった。
そして一年後、故郷に引きこもった一刀斎は、球界に復帰する条件としてあっと驚く要求を。
「婦女子の世話をしていただきたい」
無刀取りに勝る“精をうつす術”を悟得するために色の道をきわめたいからだと言う。
そして一刀斎は、要求を受けた山本監督率いる南海ホークスに入団する・・・


短篇の『一刀斎は背番号6』は面白かった。剣術の達人が代打の切札(守備ができないので)としてホームランを打ちまくる話。
その続編として、故郷に戻った一刀斎が再び球界に復帰する本作は、大部分が“色道修行”の場面で、野球しているシーンが少なく物足りなかった。
修行のお相手として登場するのは、物語当時(昭和30年代)活躍していた女優たち。なんと実名で登場。だが平成20年の今日、はっきり言ってその方々の名前では“色道”のイメージが湧きようがないのであった・・・(笑)
ただ、一刀斎の“天然ボケ”キャラぶりは爆笑モノで、江戸時代からタイムスリップしてきたようなこの男の行動は一読の価値あり。
(2008.8.6読了)

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南信長 『現代マンガの冒険者たち』

南信長著 『現代マンガの冒険者たち 大友克洋からオノ・ナツメまで』(NTT出版/2008年刊) を読む。
現代マンガの冒険者たち
いろいろな紙誌でマンガ解説をしている著者が、マンガをもっと楽しむためにまとめたガイドブック。現代マンガの歴史の中でキーパーソンとなる作家たちを選び出し「どこがすごいのか」「マンガ界にどんな影響を与えたのか」を検証しながら、チャート図なども用いて漫画家の系統進化の流れを俯瞰できるようにした、いわば<現代マンガ進化論>

マンガを色んな角度から掘り下げて解説していて、とても解りやすく整理されている。
「大友克洋<以前/以後>」は読んでナルホドと思った。でもオレ大友作品って読んだこと無いんだよね。大友氏のすごさを実感していないのがちょっと口惜しい。

第3章の、ギャグマンガについての解説はオレが最も好むジャンルのことであるし、解説されている作家が、オレがガキの頃読んでた人達が多くて特に読み応えがあった。江口寿史と鴨川つばめのところは胸苦しいエピソードであるよね。以前にも違う本で読んでて知ってたことだけど、何度読んでも鴨川氏は気の毒である。
吉田戦車もなじみの作家で、オレの年代の人たちには、『伝染るんです』の前から劇画系エロマンガ誌(っていうか当時は劇画系しか無かった)にちょいちょい4コマが掲載されていた記憶があると思う。

少女マンガの系譜はほんとに勉強になった。オレの少女マンガの知識は、小学生の頃に妹が「なかよし」を定期購読していた数年間だけなので、いろいろとタメになった。

著者もあとがきで断っているが、エロマンガが割愛されているのが惜しい。あと、「コロコロコミック」や学習誌などの現代児童マンガもフォローされていればもっと良かった。

本書に紹介されていた作品で読んでみたいと思ったもの。
泉昌之『かっこいいスキヤキ』 田中圭一『神罰 田中圭一最低漫画全集』
さそうあきら『マエストロ』 松田奈緒子『レタスバーガープリーズ.OK,OK!』
笠辺哲『フライングガール』 島田虎之助『ラスト・ワルツ』 石原まこちん『THE 3名様』
柏木ハルコ作品 本秀康作品

荒雑人様、この中で持ってるのあったら貸してください。
(2008.8.4読了)

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清水義範 『高野山黄金伝説』

清水義範著 『高野山黄金伝説』(双葉文庫/1988年刊) を読む。
高野山黄金伝説
高野山に秀吉の隠し金がある―菅沼英治は、有人が旅先で耳にしたこのひとことをきっかけに、14年間勤めていた会社を辞めた。
秀吉の埋蔵金と謎の僧・木食上人、そして今に残る空海伝説。3人の仲間と調査を続ける菅沼の前に、歴史の裏にひそむ驚くべき真実が明かされようとしていた。高野山に向かった彼らが見たものは・・・?


今回読んだ作品は、著者の師匠・半村良師の得意ワザの現代伝奇。主人公がエッチする場面は荒巻氏のテイストも。
半村師と比べると正直物足りない。だがまあ、現代の戯作者と云われた師匠の語り口と、この作品の頃(単行本は1985年刊)の若き清水氏を比べるのは酷であろうね。
空海にまつわる歴史ウンチクは面白かったしタメになった。こういう、学生のときに習わない歴史を学べるのがこのジャンルの醍醐味なのだよね。
(2008.8.4読了)

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ブラッドリー・C・エドワーズ/フィリップ・レーガン 『宇宙旅行はエレベーターで』

ブラッドリー・C・エドワーズ/フィリップ・レーガン著 関根光宏訳 『宇宙旅行はエレベーターで』(ランダムハウス講談社/2008年刊)【LEAVING THE PLANET BY SPACE ELEVATOR:2006】 を読む。
宇宙旅行はエレベーターで
2029年、宇宙エレベーターが実現する。
ここ10年ほどの間に、宇宙エレベーター構想はSFの世界から現実の世界へと飛び出し、実現可能な研究プロジェクトとして動きはじめている。
専門的・技術的な本ではない、一般の読者を対象とした概説書。


一般の読者を対象にしたといっても、物理学的な説明はチンプンカンプンでしたが・・・こういうところ、文系読者はつらい。
経済的な面や安全性の面で、宇宙エレベーターのほうがロケットよりも優れているのだろうということは解った。カーボンナノチューブという素材が発見されたことが宇宙エレベーターの実現性を高めたんだね。ほんと世の中というのは知らないうちに進歩しているなあ。
宇宙エレベーター自体は、資金さえあればホントすぐにでも建設できそうな印象を持ったが、本書にも書かれている通り、政治的な問題をどうクリアするのかが焦点だろうねえ。純粋に政治的な問題よりも軍産複合体との関係の方がやっかいな気もするし。
結局、実現するのは2029年より後になるのではないかなあ。さらにそれから商業ベースに乗って、一般人が旅行として宇宙に行けるようになるにはどのくらいかかるんだろうか。

オレが生きてる間に月に行けるようになるなら行ってみたい。
ということで、これから月旅行貯金しようかと思うんだけど、一人で行くのは寂しいのでどなたかご一緒しませんか?(笑)
何年までにいくら貯めれば良いものか目標設定の相談もしたいです。
(2008.7.31読了)

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山田風太郎 『忍法女郎屋戦争』

山田風太郎著 『忍法女郎屋戦争』(角川文庫/1981年刊) を読む。
忍法女郎屋戦争
権勢を誇る老中田沼意次の馬鹿息子で若年寄の田沼沖意知は、侍専用の女郎屋、いわば公務員レクリエーション設備として国営遊郭を作ることを発案した。父意次の許可を得た意知は、市場調査とその設営を伊賀組に命じた。
出世と引き換えにこの命令を受けて帰った、妻に頭の上がらない婿養子の伊賀組頭領服部億蔵は・・・
忍者の掟をテーマに描く忍法帖短篇集。全7篇収録。


『忍法女郎屋戦争』
幕府が遊郭経営に乗り出すという、なんとも愉快なアイデア。これだけでも相当おもしろいのだが、伊賀組頭領の情けなさぶりがさらに笑える。ただ、婿養子といえどもさすがに頭領だけにすごい忍法を使うぞ!

『忍法瞳録』
瞳録の術というのは、死ぬ時に目にしていたものを、目玉にビデオテープのように保存しておく術。
こんなすごい忍法、伊賀でも甲賀でもなく、志摩忍びの術だなんて、日本人ってスゴイ!(笑)

『忍法花盗人』
エロ路線の忍法帖は本当におもしろい。ストーリーとしては、会津藩のお家断絶問題やら忍者夫婦の哀しい別れやらと、けっこうハードな内容であるが、忍法を使う場面はめちゃくちゃ楽しいぞ!
(2008.7.31読了)

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プロフィール

筒涸屋

Author:筒涸屋
札幌市出身・在住
戌年 射手座 B型 
右投右打 右四つ
好きな言葉:小春日和
2008.3.6開設

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