半村良 『となりの宇宙人 半村良短編集3』

半村良著 『となりの宇宙人 半村良短編集3』(角川文庫/1978年刊) を読む。
となりの宇宙人

真夜中、安アパートの裏庭に異常な衝撃を起こし、UFOが不時着した!
中からはい出てきたのは迷子宇宙人の宙さん。
彼をマスコミ攻勢から守り、一緒に遭難した宇宙人仲間の救出に一致団結して協力する人々との心温まる交流(となりの宇宙人)
ハードSF、ホラー、落語などバリエーション満載の短篇集。全10篇収録。


『ビー』
ビー玉SF。ビー玉が競技化される説明が楽しい。何だか複雑に書いていて、一回読んだだけではルールを把握できなかったぞ。
「ビーコート」「ビー・プレイヤー」などの用語も面白い。
話の広げ方はいかにも半村式。ビー玉が円より強い通貨になったり、国際試合が国の命運を懸けた試合になってしまうとは、いささかやり過ぎの感が。ラストが尻つぼみになってしまって寂しい終わり方になってしまった。

『妙穴寺』
落語SF。落語とSFの相性の良さを実感できる作品。
タイムトンネルが長屋の床下にあるのも嬉しい。
「どうだ、久しぶりに満足したろう」「あたしゃ死ぬかと思った」「死んだんだよ、おめえは」なんて会話は落語SFならでは。

『となりの宇宙人』
SF人情話。アパートの住人がみんな顔なじみというのは、今ではちょっと考えられないシチュエーション。この作品が発表された時から比べると、今ってずいぶん未来になってしまったんだねえ・・・
宇宙人を自分の部屋で世話する主人公が、宇宙人の力添えもあって恋を成就するという心温まる話になっている。
(2008.6.26読了)
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テーマ : SF小説
ジャンル : 本・雑誌

     

筒井康隆 『国境線は遠かった』

筒井康隆著 『国境線は遠かった』(集英社文庫/1978年刊) を読む。
国境線は遠かった

赤坂の高級マンションの地階にあるレストランで出会ったしのぶちゃんこと、ヌートリア国王第六夫人の部屋に誘われ、脱いだ背広を入れようと、タンスを開けた“おれ”は驚天した!
中は南国の太陽がギラつくアラビアの砂漠地帯。空間が歪んで東京とヌートリアが位相幾何学的トンネルでつながっていたのだった・・・
ドタバタ満載の短篇集。全7篇収録。


『夜を走る』
全篇大阪弁一人称で語られる。主人公はタクシー運転手。
大阪弁でおもしろおかしく書いていながらチクチクと世相を斬るところ、筒井文学の真骨頂。
後半、ホステスを強姦しようとする場面はちょっとモタつき気味だが、全体的にはリズム感がある文章なのでスイスイ読める。

『たぬきの方程式』
この作品って、オチを考えついてから創作したのではないだろうか。
とにかく強引な状況設定。ドタバタを展開し、最後におとなしく終わりそうに思ったところで強烈なオチ。
好きなパターンだなあ。

『国境線は遠かった』
これは最初から最後までフルスピードでドタバタが展開される作品。
チョコチョコ入るギャグも、クスリと笑わせられるものが多くてオレ好み。
大阪万博を茶化したりする場面に時代を感じてしまうが、小松左京氏が万博に関わっていたから、当時はSF作家みんなネタにしてたんだよね。
(2008.6.23読了)
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テーマ : SF小説
ジャンル : 本・雑誌

     

ヴァン・ダイン 『グリーン家殺人事件』

ヴァン・ダイン著 井上勇訳 『グリーン家殺人事件』(創元推理文庫/1959年刊)【THE GREENE MURDER CASE:1928】 を読む。
グリーン家殺人事件

ニューヨーク53番街のはずれに建つグリーン屋敷。そこで二人の娘が射たれるという惨劇がもちあがった。
この事件を皮切りに、憎悪、嫉妬、貪欲が渦巻く空気の中に、幽鬼のように一家皆殺しを企てる姿なき殺人者が跳梁する。相次ぐ殺人事件に一家の人間は一人、二人減っていく・・・


ここ最近、たて続けにミステリ分野の本ばかり読んでいるせいであろうか、何と、かなり早い段階で犯人が解った!
これはオレにとってはかなりの快挙である。もともとオレはミステリを読む際、作者から読者への挑戦は受けないようにしている(笑)。というのは、「考えたって解らんもん」と最初から、推理することをあきらめているから。
だが最近の連続ミステリ読みの成果か、作者の物語の組み立て方が見えてきた感じで、今回は見事に犯人が解ったのである。まあ、このシリーズはもう“古典的”な作品なので、バリバリのミステリファンの人達からすれば甘いのかもしれないが、『僧正殺人事件』ではすっかり作者にダマされたオレとしてはとても嬉しいのである。

ファイロ・ヴァンスが知識を披露する場面が多々出てくるけれども、類似した例をこれでもかと羅列するのは、とてもウザい。
(2008.6.21読了)
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テーマ : 推理小説・ミステリー
ジャンル : 本・雑誌

     

野幌兵村 開村記念碑

開村記念碑

江別市野幌地区には明治18年に下記の県から移住してきた人たちをもって開村したそうな。
鳥取県 34戸
鹿児島県 30戸
石川県 29戸
佐賀県 24戸
熊本県 21戸
「兵村」というからには、屯田兵として入植してきたのだろうね。

敷地はそんなに広くはないのだが、樹木に覆われた感じがして雰囲気はある。
記念碑遠景


隣に中学校があるのだが、これがまた古い建築物で、一部レンガを使用している。
レンガ萌えの人はぜひ。

テーマ : 札幌/北海道の地域ネタ
ジャンル : 地域情報

     

江戸川乱歩 『緑衣の鬼 江戸川乱歩推理文庫18』

江戸川乱歩著 『緑衣の鬼 江戸川乱歩推理文庫⑱』(講談社文庫/1989年刊) を読む。
緑衣の鬼

カーテンの上に大きな影法師が現れた。裾広がりのマントの影、モジャモジャの頭髪。怪物の横顔がクッキリ写って、その唇が異様に曲がったかと思うと、老人のような笑い声が、悪魔の凱歌ででもあるように薄気味悪く聞こえてきた・・・
東京で、伊豆で、紀州で、神出鬼没の偏執狂が次々と犯す殺人の目的は何か。


この作品は、イーデン・フィルポッツの『赤毛のレドメイン一家』を翻案したものとのこと。
「翻案」って言葉はいいよね。要は「パクリ」と同義語だと思うが、罪悪感が無い(笑)
オレは『赤毛のレドメイン一家』を読んだことはないのだが、乱歩が絶賛したこの作品、『緑衣の鬼』を読む限り、そんなに傑作だとは思えないのだが。
まず、緑衣の鬼の正体はけっこう早くに見当つくし、動機もみえみえ。人間消失トリックも子供だましの感は否めない。

原作の赤毛に対応しているのだろうか、全身が緑色の怪人という発想は安易な感じだよね。
なまじ原作があるので、乱歩らしいグロい描写もないし、登場する探偵も決して魅力的に描かれていないし、読み応えの薄い作品であった。
(2008.6.18読了)
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テーマ : 推理小説・ミステリー
ジャンル : 本・雑誌

     

エド・マクベイン 『死んだ耳の男』

エド・マクベイン著 井上一夫訳 『死んだ耳の男』(ハヤカワ文庫/1986年刊)【LET'S HEAR IT FOR THE DEAF MAN:1973】 を読む。
死んだ耳の男

アイソラは4月、のどかな春。だが刑事部屋ののんびりした気分は一本の電話で破られた。
「わたしは帰ってきたよ」過去に二度も煮え湯を飲まされた天才的犯罪者が帰ってきたのだ!
やがて犯行を予告する、意味不明の写真が次々と87分署へ送られてくる。フーヴァー元FBI長官、ジョージ・ワシントン・・・・
宿命の好敵手と87分署精鋭の対決!


今作は87分署シリーズおなじみの悪役デフ・マンが登場。この男、初登場時はモロに“つんぼ男”と訳されていたが、時代の要請で日本語表記ではなく、英語読みのままの表記に。何やら日本人にはヒーロー的な語感ですな。
デフ・マンの犯行予告はクイズ的要素が強くて、あれこれ議論する刑事たちがマヌケに見えて非常に楽しい。
その他にも空巣狙いの事件(この事件でクリングが第2の恋人オーガスタ・ブレアと出会う!)やら、身元不明の男の殺人事件やらと、あいかわらず物騒な87分署管内。
ところどころに差し込まれる街の風景描写も、いつもながらのマクベイン節。
デフ・マンの犯罪者としての頭のよさに脱帽しつつ、キャレラの活躍にも胸躍る一篇。
(2008.6.14読了)
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テーマ : 推理小説・ミステリー
ジャンル : 本・雑誌

     

小松左京著 『小松左京自伝 実存を求めて』

小松左京著 『小松左京自伝 実存を求めて』(日本経済新聞出版社/2008年刊) を読む。
小松左京自伝

日経新聞の連載「私の履歴書」と、『小松左京マガジン』の名物連載「小松左京自作を語る」に大幅加筆。
文学の枠を越え、宇宙とは、生命とは、そして人間とは何かを問い続ける作家の波乱万丈の人生と創作秘話。
SFの巨匠初めての本格的自伝。


実はオレは小松の親分の小説作品を一作も読んだことがない(エッセイなどはある)。SF好きとしてはワキが甘いことこの上ないのだが・・・
2~3作トライしたことはあるんだけど、いずれも最初の十何ページかで挫折しちゃったんだよね。作品チョイスが悪かったのかもしれないけど、どうも文体がオレに合わなかったらしく、非常に読みにくかったという記憶がある。
この本は第1部がエッセイ、第2部が対談なので読み易かった。
小松氏ってのは何でもよく知ってるし、好奇心旺盛な人だよねえ。漫画を描いたりするほど器用だしね。物事に対する吸収力が普通の何倍もある人ですな。

ファンの人たちと語る第2部の対談を読んでて感じたこと。小松氏がふくらませた話を、容赦なく次の話題へ移ったりして、小松左京ファンはちと手厳しい。
(2008.6.13読了)
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テーマ : ノンフィクション
ジャンル : 本・雑誌

     

江戸川乱歩 『妖虫 江戸川乱歩推理文庫15』

江戸川乱歩著 『妖虫 江戸川乱歩推理文庫⑮』(講談社文庫/1989年刊) を読む。
妖虫

墓地に囲まれた部屋で、大学生相川守は、行方不明になっていた美人女優が全裸にされ、いたぶられ、虐殺されるのを覗き見た。
あとには血で描かれた赤いサソリの紋章とバラバラ死体が・・・
次の獲物は「ミス・トウキョウ」と噂される守の妹・珠子。名探偵三笠竜介が赤いサソリに立ち向かう。
未完作品『悪霊』を併録。


ここ最近、乱歩の通俗長篇をわりと続けて読んでいるので、そろそろ飽きてきた(笑)
しかしバラバラ死体率の高い作家だなあ。そして、いつも犯人は自己顕示の為にわざわざ切断した死体をバラまくので始末に負えない。
「真犯人とその動機はちょっと珍しい着想であった」と乱歩は後に語っているが、犯人はバレバレだし、動機は珍しいというよりあり得ないと思うぞ。
「名探偵」として登場の三笠竜介も、とても名探偵と呼ばれる活躍してないし。
解説で中島河太郎氏が“気力の乏しい作品”と言ってるのもうなずける。
乱歩ファンでなければ読み通すことが不可能な作品である(笑)
(2008.6.13読了)
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テーマ : 推理小説・ミステリー
ジャンル : 本・雑誌

     

錦山天満宮

江別市野幌にある錦山天満宮。
辺りは錦山緑地として公園化している。
錦山天満宮外鳥居

境内林は江別市指定保存樹林地。
サクラ、コブシ、ハルニレなどが。
錦山天満宮中鳥居

本殿もけっこう雰囲気あり。
本殿


錦山天満宮
江別市野幌代々木町38
祭神 天照大神
    菅原道真
例祭 9月17日 

テーマ : その他
ジャンル : その他

     

エラリー・クイーン 『ニッポン樫鳥の謎』

エラリー・クイーン著 井上勇訳 『ニッポン樫鳥の謎』(創元推理文庫/1961年刊)【THE DOOR BETWEEN:1937】 を読む。
ニッポン樫鳥の謎

ニューヨークの中心マンハッタンの一隅に閑雅な詩趣を誇る日本庭園。
そこに棲む一羽のカシドリが、東京帝国大学教授の娘である女流作家の死にまつわる謎をいかにしてついばむか?
華麗から重厚への転換期に、クイーンがありったけの日本の知識を披露!


他の国名シリーズの諸作とは趣が違い、読者への挑戦状や、JJ・マックが登場しない、作風の転換期を思わせるには十分な作品。
いったん解決した事件を、さらに推理を進めていく手法は、この時期クイーンが作家としての進境をはたしたといえる。

ストーリーに話を移すと、エラリーとともに事件を追いかける私立探偵テリー・リングがいい味出してる。
テリーとエヴァの、フレンチレストランでのくだりは、恐らく作者のクイーンがハリウッドでの仕事(脚本か何かしたんだよね、たしか)の経験が生きてる気がする。ベタではあるが映像的ないい場面だった。
エラリーが重要な事実をクイーン警視に隠したり、クイーン警視がエラリーに尾行をつけたりってのは、アメリカ人てちょっとエゲツないと思う。
エラリー・クイーンは日本の知識はわりと持ってたみたいで、単純にフジヤマ、ゲイシャ、ハラキリにとどまらないウンチクを披露している。
(2008.6.10読了)
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テーマ : 推理小説・ミステリー
ジャンル : 本・雑誌

     

江戸川乱歩 『盲獣 江戸川乱歩推理文庫13』

江戸川乱歩著 『盲獣 江戸川乱歩推理文庫⑬』(講談社文庫/1988年刊) を読む。
盲獣

盲人彫刻家の非常に発達した触覚は、女盛りの肉体を次々と魅了した。
視覚を忘れ、神秘で幽幻で微妙きわまる手触りの快さが浸み透り、さらには傷つけ合い、情痴の果てには恐怖が!
殺人淫楽者である盲人彫刻家の究極の目的とは何か?
他に『目羅博士』『恐怖王』を収録。


発表当時(1931~32年)の日本はエロ・グロの流行期で、まさに時流に乗ったエロ・グロ犯罪小説。
他の乱歩作品で慣れているはずなのに、この作品のグロさ加減は群を抜いている感じがする。食事しながら、ちょうどすごい場面を読んでしまい、危うくもどしそうになった。メシ食いながらの乱歩読みは危険だ。
エロい場面は、筆が控え目でちょっと物足りない気もするが、逆に想像力を駆使できる。オレは今回が初読なのだが、これ、中・高生の時に読んでたら、すごい気分になっただろうなあ。

『目羅博士』は幻想怪奇譚。月夜の不忍池で話をするというシチュエーションが良い。
今読むと、こういう系統の作品の方が味わい深く思えるのだが、当時はあまり受けが良くなかったのだろうか、この作品を最後に浪漫怪奇文学に一応の終止符を打った由。

『恐怖王』はひどかった。以上(笑)
(2008.6.8読了)
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テーマ : 推理小説・ミステリー
ジャンル : 本・雑誌

     

島田裕巳 『日本の10大新宗教』

島田裕巳著 『日本の10大新宗教』(幻冬舎新書/2007年刊) を読む。
日本の10大新宗教

新宗教とはいかなる存在なのか。「宗教」の概念が初めてできた明治以後、それがいつどう成立したのかは案外知られていない。
代表的教団の教祖誕生から死と組織分裂、社会問題化した事件と弾圧までの物語をひもときながら、日本人の精神と宗教観を浮かび上がらせる。


オレ自身は特定の宗教に入信しているわけではないのであるが、いろいろな宗派の成り立ちや展開を知るのはけっこう好きである。
今までにも、こういう宗教の紹介本は読んでいるので、わりと知っている事柄が多かったが、新しく知ったこともあり興味深かった。
“手かざし”の人は、学生時代よく大通公園にいたなあ。今は方針転換してあまりそういう活動はしていないとのこと。
PLの花火は見てみたい気がする。花火大会の最後に8,000発も同時に打ち上げるなんて豪気な話だね。
既存の宗派や、新宗教も含めてどのくらいの教団が存在しているのか知らないけど、様々な教団の中からひとつを選んで信心するというのは、オレにしてみればかなり決断力を必要とすることの様に思える。
オレは無責任に色々な宗教の知識を得るのが性に合ってる。
(2008.6.7読了)
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テーマ : 読んだ本
ジャンル : 本・雑誌

     

過去記事アップ完了!

当ブログを開設する前に居候していた荒雑人氏のブログ『荒雑録』から、自分の記事をすべて移しました。
興味があれば過去の記事も見てください。
作業終えるのに3週間くらいかかった。疲れた~

テーマ : 日記
ジャンル : 日記

     

エラリー・クイーン 『アメリカ銃の謎』

エラリー・クイーン著 井上勇訳 『アメリカ銃の謎』(創元推理文庫/1961年刊)【THE AMERICAN GUN MYSTERY:1933】 を読む。
アメリカ銃の謎

ニューヨークのスポーツの殿堂・コロシアムにおいて2万の観衆の前に颯爽と躍り出たカウボーイの一団。先頭に立つのは、かつての西部劇の英雄バック・ホーン。それを追う40人の暴れん坊。一斉に響き渡る40丁の拳銃の音。次の瞬間、馬蹄に蹂躙されたホーンの死体が。
しかも、同じ惨劇が同じ場所で2度も。
4万人の容疑者とあり余る凶器。そして肝心の凶器と犯人はついに発見されない・・・


国名シリーズ第6作。1~5作では無理やり国名を冠してタイトルをつけていた感があるが、今作では無理することもあきらめたようなストレートなタイトル。
出だしから殺人が起きるまでが、何やらもたもたした感じで非常に読みづらかった。
あまりにもゲーム小説の原則(ヴァン・ダインの20則など)に忠実すぎるため、人物がきめ細かく描写されていなく、今ひとつ作品に入り込めなかった。
純粋に「謎を解く」ことに関しては良く考えられた小説ではあるのだが、犯人がトリックを駆使してまで殺人を犯した理由がピンとこなかった。
そこら辺はクイーンも悩んだのであろうね、動機をボカしてごまかしてる。

クイーン警視の年俸が5,900ドルとあった。確か『警官殺し』の頃(1950年代)、キャレラの年俸が8,000ドル台と書いてあったような気が。
戦争を挟んでアメリカはけっこうインフレ率高かったんだね。
作品に入り込めない分、こういう余計なことに気が回ってしまった。
(2008.6.4読了)
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テーマ : 推理小説・ミステリー
ジャンル : 本・雑誌

     

綾辻行人 『深泥丘奇談』

綾辻行人著 『深泥丘奇談』(メディアファクトリー/2008年刊) を読む。
深泥丘奇談

京都の奥には何かが潜んでいる・・・
深泥丘病院の屋上で見た幻鳥、病院の地下へと続く階段、痛む歯、薄れゆく街の記憶・・・
作家である「私」が見た日常が一瞬にして怪談に変わるとき、世界は裏の顔を現わす!
綾辻行人の新境地となった初の連作短篇怪談集。


綾辻作品は、『眼球綺譚』を読んで以来2度目。
だから、氏の普段の文体がどういうものなのかよく知らないのであるが、今回の作品は肩の力が抜けた雰囲気がしてオレには読み易かった。
一話一話が短いのも読み易かった理由かな。
オレが気に入った話は『長びく雨』『開けるな』。特に後者はSFホラーで楽しめた。
全体を通して解明されない謎(主人公の妻と看護師の関係とか)が、謎のまま終わってしまうスッキリしない感じがまた良い。
(2008.6.3読了)
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プロフィール

筒涸屋

Author:筒涸屋
札幌市出身・在住
戌年 射手座 B型 
右投右打 右四つ
好きな言葉:小春日和
2008.3.6開設

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