横溝正史 『鼓狂言 人形佐七捕物帳全集十一』

横溝正史著 『鼓狂言 人形佐七捕物帳全集十一』(春陽文庫/新装版1984年刊) を読む。
鼓狂言
将軍家斉のお召しにより、佐七は玉池七之佐、辰は金時辰五郎、豆六は裏成豆衛門とのさむらい名をもらって江戸城は男子禁制の女護ガ島“大奥”へ!(「鼓狂言」)
全10篇収録。


久しぶりに佐七親分を読んだ。
この捕物チーム、それぞれの個性が楽しいので大好きだ。

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横溝正史 『死仮面』

横溝正史著 『死仮面』(春陽文庫/1998年刊) を読む。
死仮面
「私の前に一人の女性が現れました。その女は山口アケミと名乗り、不思議な同棲生活の末、死んだらデスマスクをとってある所に送ってほしい、と言い遺してその晩に死にました・・・」
彫刻家・野口慎吾の告白を磯川警部から聞かされた金田一耕助は、もじゃもじゃの頭髪をがりがりと掻きまわして昂奮を示した!
表題作の他、『鴉』を収録。


『死仮面』
初出:「物語」昭和24年5月~12月号
この作品、角川文庫でも出ているが、角川版は連載4回目の章が欠落していた為(当時どこを探しても掲載誌が見つからなかったらしい)、中島河太郎氏が補筆しているという、なんとも強引な(ある意味楽しい)発売の仕方をしていた。
オレも角川版を持っているが、まだ未読である。この“完全版”を読んでから読もうと思っていたのである。
で、作品であるが、『八つ墓村』の事件を解決したあと、帰る挨拶かたがた岡山県警に立ち寄った時にぶつかったのが、この『死仮面』事件なのだった。
金田一さんが後年の作品よりも、より金田一さんらしさを見せてくれる。すなわち、頭をボリボリ掻く(フケが飛ぶ描写も細かく書かれている)、ドモリが凄い。
事件がハッピーエンドで締めくくられるのがよかった。

『鴉』
初出:「オール読物」昭和26年7月号
この作品は以前角川文庫『幽霊座』に併録されていたので再読ということになる。
さすがに二度目ともなると、犯人も動機もわかるぞ(笑)
それにしても、静養目的で岡山を訪れた金田一さんを、強引に事件に引きずり込む磯川警部は押しが強い。
(2009.6.8読了)

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横溝正史 『遠眼鏡の殿様 人形佐七捕物帳全集二』

横溝正史著 『遠眼鏡の殿様 人形佐七捕物帳全集二』(春陽文庫/新装版1984年刊) を読む。
遠眼鏡の殿様

ご存知神田お玉が池の名親分・人形佐七と、子分の辰五郎、豆六の活躍!全12篇収録。

『屠蘇機嫌女夫捕物』
正月そうそう焼もち喧嘩の佐七・お粂夫妻。
にぎやかな出だしと、ラストののどかな風景が正月らしい一篇。
お粂が事件に絡む話は珍しい。

『福笑いの夜』
尼の首だけ死体が発見された。佐七親分は鮮やかにトリックを見破り犯人逮捕。
金田一さんより佐七親分の方が腕が良い。

『五つめの鐘馗』
また出だしから佐七夫妻の大喧嘩から話が始まるのだが、ここん家の夫婦喧嘩は大声は出す、物は飛び交うと、派手なので面白い。
佐七の肉体が仁王様のように隆々としていると明かされる貴重な一篇。

『遠眼鏡の殿様』
愛憎がからみ合って起こる犯罪を、隠居の殿様の趣味であるのぞきとからめて語るストーリー展開はさすが横溝氏というところ。筆運びがいいので佐七以下の活動も軽快である。
(2008.3.19読了)
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