光瀬龍 『ぬすまれた教室』

光瀬龍 著 ぬすまれた教室(フォア文庫/1990年刊) を読む。

洋一のクラスでは、誰もいないはずの教室で友達が次々と倒れた。
その時、強い力で引っ張られ、“水をくれ、水をくれ……”と叫ぶ声がするという。
さて、その不気味な奇妙な声の正体は……?
洋一たちは、その正体を探るため、手分けして行動を開始する。
テレパシーをテーマにしたSF童話の傑作!


フォア文庫は、対象学年によって分類されていて、本書は小学校低・中学年が対象である。
なので、やたらとひらがなが多くて、少々読みにくかった。
教室で飼われている金魚がテレパシーで「水をくれ」と訴える話なのだが、巨大化した幻をも駆使して訴えるもんだから、生徒たちには恐怖感を与えてしまったようだ。
幻を見せずに「僕は金魚だけど水槽の水を取り替えておくれ」と穏やかに訴えればいいのにと思った。
あと、『ぬすまれた教室』というタイトルは内容とちょっとズレてると感じた。
挿絵で、主人公の部屋の壁に、著者の名作ジュブナイル『作戦NACL』のポスターが貼ってあったのは少しウケた。
(2015.11.2読了)

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