堀晃 『バビロニア・ウェーブ』

堀晃 著 バビロニア・ウェーブ(創元SF文庫/2007年刊) を読む。
バビロニア・ウェーブ
銀河面を垂直に貫く、直径1200万キロ、全長5380光年に及ぶレーザー光束---バビロニア・ウェーブ。
射手座アルファ方向、太陽系から3光日の距離に発見されたこの光束が、いつから、なぜ存在するのかはわからない。
ただ、そこに反射鏡を45度角で差し入れれば人類は厖大なエネルギーを手に入れられる。
この想像を超えた光束の傍らに、送電基地が建造された。
基地とのシャトル運航にあたっていた操縦士マキタは、ある時緊急事態発生の報を受け一人の重要人物と謎の積荷とを運ぶよう命じられた。
だが到着した基地には誰の姿もない。
だがしかし此処では極秘裏に、ある計画が進行していた……


久方ぶりに宇宙を舞台にしたSFを読んだ気がする。
いろいろ自分でイメージしながら読まなきゃならないので疲れるのだが、それがまた楽しい。
太陽系からわずか3光日しか離れていない宇宙空間に、正体不明のレーザー光があるという設定は、最初何だか訳の分からん設定だなあと思っていたが、読み進めていくうちに自然なことのように思えてきた。
どんな途方もない物語でも、理論的(なよう)に話を展開されるとそんな気になってしまうのが恐ろしい。
結局このバビロニア・ウェーブが、いつどうやって発生したのか明らかにならないのだが、そういう、うやむやな感じが良かった。
(2014.8.18読了)

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ジャンル : 本・雑誌

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