田中啓文 『陰陽師九郎判官』

田中啓文著 『陰陽師九郎判官』(コバルト文庫/2003年刊) を読む。
陰陽師九郎判官
時は平安末期。木曾義仲が勢力を拡大する中、源氏の棟梁・頼朝がついに挙兵。
奥州にいた美貌の軍師・九郎義経も、鎌倉へ駆けつける。
しかし兄頼朝は、九郎に冷たい態度をとる。
失意の九郎の前に現われたのが、馬李阿(マリア)と名乗る、金髪碧眼の異国の美女。
「九郎さま、都におのぼりあそばせ」馬李阿はそうささやきかける。
そして九郎は、都で自分の中に眠る力を知ることに!


うわはは。たいして面白くなかった。
コバルト文庫だから自己規制してるのか、あるいは編集者のチェックが厳しかったのか、著者の代名詞たる「意味の無いエログロ描写」が無いではないか!
コバルト文庫の主な読者層がどういう人たちなのかは知らないけども、気ぃ遣いすぎじゃないかい?
グロい描写は「意味のある」程度にとどまってるし、エロい描写は皆無じゃんか。
ま、エロ描写は特に求めてはいないので無くてもかまわないのだが、著者の持ち味である(とオレは思っている)、気持ちの悪い擬音をしつこく繰り返す技が出てないのが残念であった。
(2010.10.13読了)

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