井上雅彦 『伯爵の血族 紅ノ章』

井上雅彦 監修 伯爵の血族 紅ノ章 異形コレクションⅩⅩⅩⅦ(光文社文庫/2007年刊) を読む。

闇を愛する皆様。
今宵は、咽喉を潤す夜。祝杯を真紅の悦びで満たしましょう。
狂おしい渇きの時間が長ければこその、この芳醇の瞬間。
この十年ーーー永遠にも等しい時を流離うものにも色濃い、この十年ーーーを祝して。
今宵のテーマは〈吸血鬼〉。
そう。……われわれ、闇を愛する血族の物語……。
心ゆくまで味わってください。
(編集序文より)


今巻は21作品収録。
〈吸血鬼〉テーマの作品集。
いつものように感想は追記に。
(2015.9.16読了)

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テーマ : ホラー
ジャンル : 本・雑誌

井上雅彦 『闇電話』

井上雅彦 監修 闇電話 異形コレクションⅩⅩⅩⅤ(光文社文庫/2006年刊) を読む。

闇を愛する皆様。
おかけになった電話は、電波の届かないところにあるか、電源が入っておりません。
そればかりか、おかけになった電話番号は、現在使われておりません。
にも、かかわらずーーー。
あなたと繋がりました。
物語を求める者にとって、繋がらない異界など無いからです。
今宵のテーマ。それはーーーよく御存じの魔法の道具。
(編集序文より)


今巻収録は19本。
ジャンル的にSF系統が多かった印象。
生理的にダメージがくるような気持ちの悪い話も無くてよかった。
(2015.9.1読了)

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ジャンル : 本・雑誌

井上雅彦 『アート偏愛』

井上雅彦 監修 アート偏愛 異形コレクションⅩⅩⅩⅣ(光文社文庫/2005年刊) を読む。

闇を愛し、人外の美を愛する皆様。
この世のものならざる〈美〉を求め、希い、闇色の書物の森にまで足を踏み入れようという、祝福されるべき病をお持ちの皆様方……。
今こそ、美の宮殿は、貴方のもの。
どうぞ、寛いでご鑑賞されますよう。
瑞々しい脳膜のキャンバスは異次元の色彩に染められましょう。
未知なる音楽に、あらゆる藝術に満たされましょう。
……幸あれかし。美に震える者よ。
(編集序文より)


今回は17作品収録。
あと谷敦志氏による写真作品もあり。
感想はいつものように追記にて。
(2015.8.14読了)

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テーマ : ホラー
ジャンル : 本・雑誌

井上雅彦 『オバケヤシキ』

井上雅彦 監修 オバケヤシキ 異形コレクションⅩⅩⅩⅢ(光文社文庫/2005年刊) を読む。

闇に愛されし館へ、ようこそ。
暑さも、寒さも、此処では、お忘れいただけることでしょう。
どうぞ、奥まで、おあがりください。
三十三冊目の《異形コレクション》。
今宵、ご覧に入れるのは、私たちの「仕事の基本」なのです。
さあ、ご案内いたしましょう。
さまざまなオバケヤシキに集まった、その名に恥じぬ霊(スピリット)たち。
どうぞ、ごゆっくりお寛ぎください。
ご自分の家のように……。
(編集序文より)


今巻は19作品収録。
感想は追記で。
(2015.7.16読了)

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テーマ : ホラー
ジャンル : 本・雑誌

赤城毅 『帝都探偵物語①』

赤城毅 著 帝都探偵物語① 人造生命の秘密 (光文社文庫/2003年刊) を読む。

時は大正14年、帝都東京に突如不死身の怪人が現れた。
その正体は、狂気の元軍医が生み出した人造生命だった!
父を想う可憐な少女の依頼を受け、心優しい青年探偵・木暮十三郎が立ち上がる。
行く手に立ちはだかる憲兵大尉・横光の邪悪な陰謀。
危機に次ぐ危機---そして涙を抑えきれない結末まで、一気に読ませる大活劇!


木暮十三郎はピンカートン探偵社で修行したアメリカ帰りの青年探偵、なかなかスタイリッシュな人物のようだ。
助手の渡少年は、元スリで見た目は美少年という、物語的にとても便利な設定である。
で、経理担当&十三郎の監視役の森南礼乃嬢。彼女は十三郎のパトロンである森南進造の一人娘で超絶美人なのだ。
このような登場人物で、つまらない作品になるほうが難しい。

依頼人がこれまた可憐な女学生。
医学博士である父親の行状を調査して欲しいとの依頼を受け、十三郎が調査したところ、帝都を揺るがす不死身の人造人間事件に行き着くのだ。
お膳立てが揃ってからは、警視庁や憲兵隊とドタバタの大活劇を展開。
こちらはハラハラドキドキしながら楽しむだけ。
申し分のない娯楽作品であった。
(2015.5.20読了)

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テーマ : ミステリー・サスペンス・ハードボイルド
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井上雅彦 『魔地図』

井上雅彦 監修 『魔地図 異形コレクションⅩⅩⅩⅡ(光文社文庫/2005年刊) を読む。

今宵は、装備が必要です。
コンパスに双眼鏡? サファリ・スーツ? サバイバルナイフに銃火器?
否。ーーー形あるものは必要ありません。
この探検に必要な装備は、本シリーズの読者なら、すでにお持ちのものばかり。
それは……未知の頁(ページ)をめくる勇気。瑞々しい感性。闇を愛する心。
そして、なにより、もうひとつ……。
先を急ぎましょう。とびきりの〈地図〉を、用意しております。
(編集序文より)


今巻収録は19作品。
いかにもホラーらしい作品が多く、けっこう怖かった。
感想は追記にあります。
(2015.5.12読了)

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テーマ : ホラー
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井上雅彦 『妖女』

井上雅彦 監修 妖女 異形コレクションⅩⅩⅩⅠ(光文社文庫/2004年刊) を読む。

歴史は〈妖女〉で創られる。
そんな言葉を思い浮かべてしまうほど、その優美なるシルエットは、闇の色に綴られた文藝作品の中にも息づいています。
禁断の果実のように美味なる時間を約束しましょう。
われらの内なる〈妖女〉が蠢く時間。
さあ。震える手をとって、優雅な扉を開けてください。
さて、出てくるのは、女か虎か。
あるいは……。
(編集序文より)


今巻は19作品収録。
「妖女」というタイトルから、エロテックな内容をかなり期待してたのだが、期待ほどエロエロしい作品は多くなかった。
(2015.4.7読了)

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テーマ : ホラー
ジャンル : 本・雑誌

井上雅彦 『蒐集家』

井上雅彦 監修 蒐集家 異形コレクションⅩⅩⅩ(光文社文庫/2004年刊) を読む。

それは、創り手である前に、読者でもある自分にも奉仕する使命(ミッション)でもあったと思っています。
だからこそ……。
通巻三十巻という記念すべき本書で、集めるべき短篇のテーマは《蒐集家》(コレクター)と決めておりました。
それ自体、他者からみれば異形の行為者である〈蒐集家〉であればこそ、そこには妖も、魔も、怪も、惹き寄せられ、図らずも蒐集してしまう……ことになるのかもしれません。
(編集序文より)


今巻は20作品収録。
〈蒐集家〉というテーマが自分に合ってたみたいで、わりあい興味深く読めた。
ただ、苦手な肉体切り刻み系がちょいちょいあって困った。
いつものように感想は追記にて。
(2015.3.13読了)

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ジャンル : 本・雑誌

井上雅彦 『黒い遊園地』

井上雅彦 監修 黒い遊園地 異形コレクションⅩⅩⅨ(光文社文庫/2004年刊) を読む。

今宵も、巡回カーニヴァルの準備は整いました。
組み立て終わったばかりの大観覧車から、闇を愛する調べが聞こえてきます。
異界を引き連れて、《異形コレクション》という名の移動遊園地が、やってまいりました。
黒い本棚に収められるべき29冊目の〈黒い遊園地〉。
私たちは、このパノラマの中で、いつまでもお待ちしています。腕によりをかけて拵え、仕掛けた遊具の数々が、皆様を愉しませることを願ってやみません。
(編集序文より)


今巻は22作品収録。
割とファンタジー的な話が多かった印象。
エグい内容の作品が多いことを予想していたので意外。
(2014.12.21読了)

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井上雅彦 『アジアン怪綺』

井上雅彦 監修 アジアン怪綺 異形コレクションⅩⅩⅧ(光文社文庫/2003年刊) を読む。

これから、旅に出てみましょう。
われらに相応しい、夜の旅。
なあに、ほんの近場です。旅支度など、何も要りません。
船券も、旅行鞄も、貴方の身体さえも……。旅のお供は、本書だけ。
肉体を遠く離れ、羽ばたく魂の比翼の下に、視えてくるでしょう。
廃都の市場。神仙の断崖。絶海の迷宮。砂漠の幻影楼……。
それは、世にも怪綺な亜細亜の物語。
〈高貴なる混沌〉の世界に遊んでください。夜の旅を終え、肉体に還るその時まで。
(編集序文より)


今巻は22作品収録。
表紙や作品扉に使用されてる仮面や像の写真は水木しげる氏の秘蔵コレクションとのこと。
感想は追記にてひっそりと。
(2014.10.16読了)

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井上雅彦 『夏のグランドホテル』

井上雅彦 監修 夏のグランドホテル 異形コレクションⅩⅩⅥ(光文社文庫/2003年刊) を読む。 
夏のグランドホテル
ようこそ。おいでくださいました。
此処は、知る人ぞ知る伝説のホテル。
運良く訪れることのできた宿泊客だけが、自分だけの秘密にし、他人に教えたがらないという「桃源郷」。
真昼の幽霊のようにひっそり佇む、あのエレガントな白亜の西洋館こそが、〈夏のグランドホテル〉。
そう。今宵の貴方のための、真夏の夜の夢……の舞台なのです。
(編集序文より)


収録は24作品。
映画で言うところの「グランドホテル形式」で編まれたアンソロジー。
基本的な設定はあらかた決まっていて、海辺のリゾートホテルで、ホテル所有のプライベートビーチにクルーザーがある、南欧の雰囲気を湛えたエレガントな白亜の西洋館である。
フレンチ「ジル・ド・レ」、中華「海虎樓」、和食「不知火」の各レストランに、バー「オールド・ニック」も共通設定。
あと、8月1日にホテル周辺だけで観測される流星が降る〈夏の星祭〉。
これらの設定を踏まえて、とても楽しいアンソロジーに仕上がっている。
各作品の感想は追記に。
(2014.9.17読了)

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テーマ : ホラー
ジャンル : 本・雑誌

井上雅彦 『獣人』

井上雅彦 監修 獣人 異形コレクションⅩⅩⅤ(光文社文庫/2003年刊) を読む。
獣人
---夜の子供たち……。
あるいは、今宵のテーマである主人公たちを、そう呼ぶこともできたでしょう。
しかし---恐怖に凍りついた人間たちの、絹を裂くような悲鳴に
敬意を表して、ここでは、もう少し綴り(スペル)の短い魔法の名前で
呼ぶことにいたしましょう。
〈獣人〉……それは、怪奇と幻想の領域のなかでも、ひときわ美しい
輝きを放つ、異形たちの物語なのです。
(編集序文より)


今回収録は24作品。
テーマが獣人ということで、いかにもホラーな作品が並んだ印象。
感想は追記にて。
(2014.7.20読了)

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テーマ : ホラー
ジャンル : 本・雑誌

井上雅彦 『酒の夜語り』

井上雅彦 監修 酒の夜語り 異形コレクションⅩⅩⅣ(光文社文庫/2002年刊) を読む。
酒の夜語り
闇を愛する者たちの隠れ家での、芳醇なるひととき。
味わい深いコレクションとともにおくつろぎください。
極上の銘酒、世にも稀なる綺酒、美味なる毒杯、艶なる秘酒……。
いずれも、その名に恥じぬ霊(スピリッツ)ばかりです。
グラスを傾けて、さあ、お聞きください。
酒(スピリッツ)が語る物語。彼らの夜語りを。
(編集序文より)


本書収録は23作品。
感想は例によって追記にて。
(2014.6.6読了)

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テーマ : ホラー
ジャンル : 本・雑誌

井上雄彦 『キネマ・キネマ』

井上雄彦 監修 キネマ・キネマ 異形コレクションⅩⅩⅢ(光文社文庫/2002年刊) を読む。
キネマ・キネマ
今宵も、私たちが愛してやまぬ素敵な闇の物語です。
闇のなかでこそ、華麗なる永遠の命を生きられる存在……。
頁という銀幕(スクリーン)に映し出される今宵のテーマは、映画(キネマ)という名の不死者(ノスフェラトゥ)なのです。
指定席は、ほどよい温度に冷やしておきました。
我々夢魔が腕によりをかけた言葉の魔法の映像たち。
さあ、開幕の時間です!
(編集序文より)


今巻収録は24篇。
感想は追記にて。
(2014.4.27読了)

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テーマ : 読書感想
ジャンル : 本・雑誌

井上雅彦 『恐怖症』

井上雅彦 監修 恐怖症 異形コレクションⅩⅩⅡ(光文社文庫/2002年刊) を読む。
恐怖症
Phobia。―――恐怖症。・・・・・・いかにも、現代的なテーマですな。
他人事ではありますまい。診断書が出るほど重症でないとしても、
多かれ少なかれ、誰にでも、心当たりはあるものです。
われわれ、闇を愛する者は、〈恐怖嗜好症〉なのかもしれません。
そう―――本書は、〈恐怖嗜好症〉の作家から、
同じ病を持つ読者への贈り物なのです。
(編集序文より)


本書に収録されたのは24作品。
感想は追記にて。
(2014.3.22読了)

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テーマ : 読書感想
ジャンル : 本・雑誌

井上雅彦 『夢魔』

井上雅彦 監修 夢魔 異形コレクションⅩⅨ(光文社文庫/2001年刊) を読む。
夢魔
あなたは、今、《異形コレクション》を手にしています。
現実(うつつ)という名の悪夢に魘され続ける、あなたの声を聞きつけて、
枕元(ここ)まで、お届けにあがったという次第。
閉じられた瞼をめくると、夜想曲が聞こえるでしょう。
夢魔が、奏でる調べです。それは、あたかも、褥に響く、
恐怖と悦楽の声にも似た・・・・・・。
(編集序文より)


“夢”テーマのアンソロジー。
本書に収録されたのは小説24作品、美術系1作品。
例によって感想は追記に。
夢といえば、今この年齢になって思うのだが、夢精に勝る発射の快感は無いと思うのだが皆さんはいかがであろうか?
(2014.2.25読了)

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テーマ : 読書感想
ジャンル : 本・雑誌

井上雅彦 『ロボットの夜』

井上雅彦 監修 ロボットの夜 異形コレクションⅩⅦ』(光文社文庫/2000年刊) を読む。
ロボットの夜
今宵のテーマは<ロボットの夜>。
ホラー、ミステリ、幻想怪奇、ロマンス・・・・・・
さまざまな意味合いの「夜」が登場します・・・・・・
そして、もちろん、渾身のSFも。
物語の精霊たちと味わいましょう。
来るべき世紀のすべての夜の常闇を。
(編集序文より)


ロボットテーマの短篇アンソロジー。
テーマがテーマなだけにSF畑の作家の寄稿が多い。
本書に収録されたのは小説23作品、漫画1作品。
各作品の感想は追記にて。
(2013.12.8読了)

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テーマ : 読書感想
ジャンル : 本・雑誌

ミステリー文学資料館 『甦る推理雑誌1「ロック」傑作選』

ミステリー文学資料館編 『甦る推理雑誌1「ロック」傑作選』(光文社文庫/2002年刊) を読む。
「ロック」傑作選
昭和20年代に相次ぎ創刊された推理雑誌。
戦後混乱期の推理小説専門誌は、戦前作家の活躍と新人作家の台頭、密室物などの本格推理、名探偵物などが多く輩出された。
「ロック」は終戦後1年経ずに創刊。用紙不足に悩まされながらも、多くの作家に作品発表の場を与えた。
「探偵小説」から「推理小説」へと呼び名が変わる時代の傑作を収録。


本書に収録されたのは小説11篇と随筆。
感想は追記で。

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テーマ : 推理小説・ミステリー
ジャンル : 本・雑誌

ミステリー文学資料館 『幻の探偵雑誌7「新趣味」傑作選』

ミステリー文学資料館編 『幻の探偵雑誌7「新趣味」傑作選』(光文社文庫/2001年刊) を読む。
「新趣味」傑作選
1922(大正11)年に創刊された「新趣味」は、毎号探偵小説のみで誌面構成された初めての雑誌だった。
その第四号で、「全誌面を徹頭徹尾、外国の探偵小説を主とし・・・・・」と宣言し、以後、翻訳探偵小説誌に変身する。
その一方で、探偵小説の懸賞募集をおこない、角田喜久雄、甲賀三郎、本多緒生らを輩出するなど、その存在は大きいものがあった。


本書に収録されたのは10作品。
感想は追記にて。

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テーマ : 推理小説・ミステリー
ジャンル : 本・雑誌

梶尾真治 『未来のおもいで』

梶尾真治著 『未来のおもいで』(光文社文庫/2004年刊) を読む。
未来のおもいで
熊本県・白鳥山。洞の中へ雨宿りに入った滝水浩一の前に現われた美女・沙穂流。
ほんの束の間だけの心ときめく出会い、頭から離れないおもかげ。
滝水は、彼女が置き忘れた手帖を手がかりに、彼女の家を訪ねてゆく。
そこで彼女と自分が異なる時代を生きていることを知るのだった――


カジシン大得意の、時空越え恋愛小説。
この作品では2006年の男性と2033年の女性が、山中で時空を越えて出会い、恋に落ちる。
まあ、登山の最中に偶然出逢った男女がお互い惹かれあうのはかまわないが、女性がすっげー美女なのはかなり腹立たしい(笑)

他作品にちょこちょこ登場している、著者自身がモチーフのSF作家・加塩氏が、今作では出るたび酔っ払っていた。
アブナイ人と思われてしまうので人前ではSF話はあまりしないというくだりはリアルだなあ。
オレも同じだもんなあ。
(2009.7.25読了)

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テーマ : SF小説
ジャンル : 本・雑誌

ミステリー文学資料館 『甦る推理雑誌8「エロティック・ミステリー」傑作選』

ミステリー文学資料館編 『甦る推理雑誌8「エロティック・ミステリー」傑作選』(光文社文庫/2003年刊) を読む。
エロティック・ミステリー傑作選
「エロティック・ミステリー」が独立した雑誌として創刊されたのは1960(昭和35)年。
だが、そのルーツは52年に発行された「宝石」増刊まで遡る。
この雑誌の特色は戦前派から新鋭に至るまで、多彩な作品の再録にあった。
また、誌名が示すとおり“性”に関する読物にも力を入れていた。


本書に収録されたのは15作品。
以下、それぞれの作品に短く感想を。

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テーマ : 推理小説・ミステリー
ジャンル : 本・雑誌

ミステリー文学資料館 『幻の探偵雑誌10「新青年」傑作選』 

ミステリー文学資料館編 『幻の探偵雑誌10「新青年」傑作選』(光文社文庫/2002年刊) を読む。
新青年傑作選
「新青年」は1920(大正9)年創刊。
その後、1950(昭和25)年に廃刊されるまで400号を重ねた。
この雑誌抜きにして探偵小説を語ることはできない。
本書では「幻の探偵雑誌」シリーズ1~9巻までに収録されていない作家を中心に、これまでの「新青年」アンソロジー、及び他のアンソロジーに未収録の幻の作品を収録。


本書の収録は17作品。
ちょっと分量が多くなるが、それぞれに短く感想を述べてみる。

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テーマ : 推理小説・ミステリー
ジャンル : 本・雑誌

かんべむさし 『こちら、FM遊々です!』

かんべむさし著 『こちら、FM遊々です!』(光文社文庫/2001年刊) を読む。
こちら、FM遊々

「FM遊々」は小さなコミュニティラジオ局。音楽や交通情報、地元ネタの放送と全国のコミュニティFMと変わらぬ放送形態であるが、市長選挙を控えて局全体が選挙モードに突入!
番組を使って事前運動を始める候補者、たった一人で選挙運動するヘヴィリスナー、宗教団体が後ろに控えている候補者・・・
アクの強い候補者入り乱れ混戦模様の選挙戦を、軽快なタッチでコミカルに描いた痛快作。


かんべ氏のユーモア小説は安心して読めるので好きだ。安心というのはオレ好みの笑いの感覚であるところ。この作品では大げさに笑わせようとする感じではなく、クスグリの連発でどこを読んでも笑えるのがよい。
群集劇なので散漫な印象になっているきらいはあるが、市長選に立候補する人達のキャラが濃く、それでいてエピソードは軽快で楽しい。
各所各所のドタバタが最後に一ヶ所に集まっての大ドタバタへと展開するのはかんべ社会派(?)ユーモア小説の特徴であるとオレはひそかに思っている。
(2008.3.4読了)
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筒涸屋

Author:筒涸屋
札幌市出身・在住
戌年 射手座 B型 
右投右打 右四つ
好きな言葉:小春日和
2008.3.6開設

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